
少し古い話題だが、4月28日(月)水沢競馬第5Rでフリーセントが逃げ切り、山本政聡騎手が地方競馬通算2000勝を達成した。岩手競馬では史上7人目の2000勝達成となった。同騎手は2003年4月19日にデビューし、今年で22年目。弟・山本聡哉騎手に続いて2000勝ジョッキーの仲間入りを果たした。
現在、三男の山本聡紀騎手が岩手競馬で騎乗中だが、5月5日(月祝)盛岡競馬第8Rでは1着・ゴールドクレスト(山本政聡騎手)、2着・ヤマニンエピクーレ(山本聡紀騎手)、3着・グッバイアイザック(山本聡哉騎手)の順で入線。初めて山本三兄弟がワン・ツー・スリー・フィニッシュを決めた。岩手競馬で史上初の三兄弟1~3着を果たしたが、勝ったのは長兄・山本政聡騎手。兄の貫禄を見せました。
12日メインはB2級一組「Glorious Days賞」(盛岡1000m)。前走、盛岡1200mを使った組、水沢850mを使った組が今回の1000mでどんな展開になるのか―が焦点。思った以上に難解な一戦だ。
レフトフィールダーは昨年11月以降は850m戦を使われて3勝マーク。新境地を拓いた。前々走は5着に終わったが、10頭立て1番枠に入って痛恨の出遅れ。直線で追い込んだが、0秒2差までだった。続いて前走は盛岡1200mへ駒を進めて4着。見せ場は作ったが、ラスト1ハロンで一杯となった。その意味で1000m短縮は基本歓迎。盛岡戦は1勝のみだが、こなせない訳ではないし、成長力も確か。首位を奪回できる。
ゴープラチナムは中央1勝クラス、笠松3勝、南関東4勝・C1級が過去履歴。岩手C1編入にも恵まれてアッサリ2連勝。好発進を決めた。前走5着の評価が分かれるところだが、思った以上にダッシュがつかず位置を取るために脚を使って伸びを欠いたと解釈。川崎900m1勝の実績があり、左回り1000mは望むところ。
マケンは中央3戦未勝利から1年5ヵ月の休養を経て転入。850m1本のローテーションで4勝2着2回。6戦連続で連対を果たした。前走は8着に終わったが、初の盛岡戦でよもやの出遅れ。自分の競馬ができずに終わった。今度はコース2度目、距離も1000mへ短縮されて巻き返し必至。
マルケイヴェスパーは昨年12月から850m戦にシフト後、2勝2着1回3着1回と安定した取り口を披露。前々走8着に沈んだが、前走4着でひとまず軌道修正ができた。盛岡1000mは3歳時に一度経験して2着。適性を証明済み。
グリニッジシチーは中央ダート2勝。高知6勝から昨年4月に転入。オープンで走り続け、終盤の盛岡1200mで2着1回、盛岡1000mで3着1回。今回は昨年10月以来の実戦だが、メンバーに恵まれた。
ハイプボーイは門別3着1回、高知2勝から転入。クラスが微妙だったが、前走は前半で置かれながらもメンバー最速36秒7の上がりで3着。短距離に活路を拓いたか。
◎⑦レフトフィールダー
〇④ゴープラチナム
▲⑩マケン
△⑤マルケイヴェスパー
△⑥グリニッジシチー
△⑨ハイプボーイ
<お奨めの1頭>
6R ゲレル
札幌芝1500m3着の実績はダテではなく、転入後あっさり2連勝。昇級戦でも追いかける手