10月20日に行われた2歳馬の重賞『若駒賞』は2番人気のマツリダマスラオが優勝。自身四度目の重賞挑戦で待望の初タイトル獲得となりました。
ここまでの2歳重賞勝ち馬が不在で混戦ムードが濃かった今年の若駒賞。レースはスタート直後の様子をうかがい合うかのような先行争いを経て3番人気ステイクラッシーがじわっとハナへ。マツリダマスラオを含む人気上位馬はその後ろで塊になっているような展開になりました。
内内でロス無く進もうとしていたマツリダマスラオはなかなか進路が開けずにいたものの、直線半ばでわずかに開いた隙間を突いて抜け出すと一気に加速。その時には大外からユウユウコラソンも伸びてきていましたが、ここはマツリダマスラオの瞬発力が優りました。
同馬は今年の岩手競馬の最初の2歳新馬戦でデビュー、その後も世代上位の一角として戦ってきましたが重賞では一歩及ばずの結果が続いていました。重賞での"四度目の正直"で見事重賞制覇達成です。
10月22日のメインレースは12Rの『夢・希望 未来へ前進』、ダート1600mの12頭立てです。
一気に寒さが増し、季節が進んだ印象になった今週の盛岡競馬。特に日没後は寒いなと感じるようにもなってきました。
ですが、日中は、10月下旬としては暖かいですよね?改めて調べてみたら去年も最高気温は高めが続いていましたが朝晩は、10月も最終週の頃は最低気温ひと桁の、それも下の方が当たり前になっていました。今年もこれから寒くなっていくんでしょうが、何かまた少し様子が違う秋ですね。
さてレースの予想に行きましょう。本命は(2)ウイニングライブとしました。
転入後3戦を3着→2着→1着ときて前走がその初勝利。とはいえそれが恵まれたものという印象はありません。そもそもJRA時代は芝のみの戦績でダートは岩手で初めて。コース慣れ、岩手の水に慣れながら力を発揮できるようになってきていたと考えるのが妥当でしょうし、左回りが良かったという見方もできるはず。相手強化感はありますがこちらもまだ伸び代があると見ました。
対抗は(5)メイショウメイスイを。前走は得意の雨馬場が味方になった分と、夏を過ぎて調子を上げてきた分との勝利だったでしょう。例年秋口頃に涼しくなった頃、湿った馬場で好走し始めるタイプ。そろそろこの馬のシーズンに入ってきたと判断。
三番手は(11)ドリームキャッチ。古馬編入初戦だった前走は6番人気ながら2着。今日の11Rのメンバーと互角に渡り合えているのですから力は足りると考えていいはず。今開催はその日の後半のマイルが差し決着になりやすい印象で、なんとなれば後方からでも戦えるこの馬には今の馬場は合うのでは、という期待も。
以下、もう少し外枠が良かったですが今の勢いを軽視できない(7)ビッグタマテルーフ、馬体重増加傾向が気になりますが力量は遜色ない(10)ケープライト。思い切って後方から来るタイプが穴になるかも。(横川典視)
●12Rの買い目
馬単(2)=(5)、(2)=(11)、(5)=(11)、(2)→(7)、(2)→(10)
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