今週25日(日)から戦いの舞台は水沢競馬場から盛岡競馬場へ。いよいよ今シーズンの芝競走もスタートする。前開催(4月30日~5月23日)の盛岡芝は生育途上だったが、今は青々と草が生い茂り、目にも鮮やか。さっそく25日、第10Rに「エフフォーリア賞」(B2級 芝1600m)が組み込まれている。
果たして今年の芝状態はどんな感じなのか。見た目だけでは絶対にわからず、実際走ってみないことには確認できない。しかも23日現在、盛岡は小雨。24日、レース当日も時折り雨。水の含んだ芝になる可能性が高いが、どの程度なのか。チェック項目が多い。では10R予想です。
◎⑪エムワンハルコ
〇⑩ホープホワイト
▲④バンフィエルド
△①ベルピエース
△⑥ホウショウエポック
△②ナンベイコー
盛岡芝はやはり実績重視がセオリー。エムワンハルコは過去、盛岡芝4勝2着4回。3歳芝・はまなす賞、サファイア賞を制し、B1級芝でも勝ったことがある。昨年もダートで苦戦を強いられたが、叩かれながら状態アップ。芝替わり戦2着から2戦目を快勝した。雨の影響が若干不安だが、盛岡芝は鬼的存在。
ホープホワイトは福島芝1200m・2歳新馬勝ち。岩手入り後も芝で2着1回を確保した。勝ち星はないが、今はダートも克服して充実。
バンフィエルドは一番、頭を悩ませた。中央未勝利から転入後、無傷の6連勝中。芝も中央時代に使っているが、果たして盛岡芝もこなせるか。単穴評価が妥当。
以下、中山芝・2歳新馬1番人気2着ベルピエース、盛岡芝1勝2着2回ホウショウエポック、洋芝・函館芝1800m2着1回ナンベイコーまでが争覇圏内と見た。
メイン11Rは3歳重賞「第47回ウイナーカップ」(盛岡ダート1400m)。東北優駿(岩手ダービー)の上位4頭が不在。舞台も1400mに替わり、距離適性が重要なファクターとなった。
ユウユウレラシオンはインカンテーションの初年度産駒でデビュー2連勝。3戦目の芝は適性がなく7着だったが、ダートに戻って重賞・ビギナーズカップ2着。続くJRA認定競走を快勝したが、脚部不安が発生してリタイア。今季春に復帰し、あやめ賞は久々がこたえて8着だったが、以降2、4、1着。岩手一冠目・ダイヤモンドカップでも上位を確保し、地力を証明した。今回はメンバー有利が明らか。初タイトルを手にして今後に弾みをつける。
リスレツィオは北海道0勝から転入後、4連勝の快進撃。岩手の水が合った。勢いを駆ってダイヤモンドCへ挑戦したが、経験値の差も出て6着。しかし続くイーハトーブマイル3着で重賞でもメドが立った。1400m短縮は基本歓迎で逆転首位まで。
タイセイヴィゴーレは中央未勝利から4勝マーク。2度の着外は重賞・スプリングカップ9着、前走・イーハトーブマイル7着。相手もさることながら自分の競馬ができないとモロく、それが勝敗の分かれ目となる。
オンネマトカは門別1100m・新馬戦を勝ち上がり、その後、佐賀へ移籍。3勝をマークした。転入戦は4着だったが、850mの忙しい競馬が合わなかった。ひと叩きされて適距離が陣営の思惑。
ヌンヌンシーは"幻の岩手三冠馬"ロールボヌールの貴重な産駒。北海道1勝、大井0勝から転入2戦目をハイタイムで完勝。前走9着はマイル延長に敗因を求めれば反撃必至。
セイレジーナは昨年の寒菊賞を快勝。今季はまだ本調子を取り戻していないが、東北優駿5着。このメンバーなら。
◎⑩ユウユウレラシオン
〇④リスレツィオ
▲⑥タイセイヴィゴーレ
△③オンネマトカ
△⑧ヌンヌンシー
△⑨セイレジーナ
<お奨めの1頭>
2R ハートビートロック
転入戦を危なげなく完勝。休み明けを叩かれてさらに上昇は確実。順当に2連勝を飾る