いよいよ今年も僅かとなりました。これを書いているのは29日ですのであと3日ですが、ほとんどの方が読まれるのは30日でしょうから「あと2日」。2021年もあっという間に過ぎていきましたね。
岩手競馬はこの間、12月19日が2レースまで行って3レース以降取り止め、20日は3レースまで行って4レース以降取り止め。そして21日・26日・27日は全レース取り止めとなっていて、2週間近く競馬が無いような感じです。
この後、年末の2日・年始の2日も天気予報を見る限り決して安心はできないように思いますが、ラスト4日間、なんとか無事に競馬開催を・・・と願うばかりです。
12月30日のメインレースは第10R、オープン級1300mの『スプリント特別』です。今開催は1日10レースの編成で、最終レースでありメインレースは各日とも「第10レース」になっていますのでご注意ください。
スプリント特別の本命は(9)スティンライクビーです。
秋以降は1200m以下を選んで戦っている同馬ですが、今年4月には水沢マイルと1400mで連勝。昨年・一昨年の戦績を見てもそれくらいの距離での好走例が多くあり、三走前に1000mで勝っているとはいえ"スプリント専門"という見方はしなくていいはずの馬。近走にしても、例えば絆カップはダート1200mの重賞、勝った馬こそ大きく離れていましたが2着馬とは0.8秒差でしたし、その前の盛岡1200mのスプリント特別では今回対戦する主なライバルと互角の戦い。着順の数字こそ徐々に大きくなっていますが内容のレベルは下がっていない、むしろ高いままと言っていいでしょう。
直近に予定していた二戦が取り止めになってローテーションに狂いが生じたのが惜しいですがそれは今回戦う相手も多かれ少なかれ同様。絆カップなど近走の走りができればここでの勝機は十分とみます。
相手は実績最右翼の(1)タイセイブラストであくまで妥当でしょう。1200mはやや短い馬ゆえ、1200mの絆カップから1600mのトウケイニセイ記念へ、距離延長で一変したのはごく自然。今回の1300mは、今季はあまり出走していませんが昨年には2勝を挙げていますから守備範囲に入るはずです。58kgのハンデを意識して印は対抗に留めましたが勝ち負けを演じて全く不思議はないという前提での○。
三番手は(10)トミケンキルカス。9歳というかあと数日で10歳・この一戦で冬休み入りという段階での転入は来季を見越してのものか・・・という印象が無きにしも非ずですが、しかし夏頃までは南関A2で大きな差の無い戦いをしていたのですからまだ力はあると考えるべきでしょう。カギはその年齢よりは距離、最近は1200mでも少し長いという感じの戦いですから距離がどうか?ですが、まずはどんな走りを見せるかお手並み拝見。
(8)ツルオカボルトもまもなく11歳になるベテランですが、昨季もそうでしたが冬場になって勢いが戻ってきたような印象です。この馬もその調子が良くなってきたところでの二戦連続取り止めが惜しかったですが、ベストと言える水沢1300mで好走を期待してみたいところ。もう一頭は(3)ジョリヴィサージュを。岩手再転入となった今季は転入初戦こそ崩れたもののその後安定した成績を維持し、以前の在籍時には無かったB1級一組での勝利も手にしています。マイルでも勝っていますがベストは1200~1400mのあたり。昇級戦ですが注目しておきたい存在です。
●10Rの買い目
馬単(9)=(1)、(9)=(10)、(1)→(10)、(9)→(8)、(9)→(3)
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