岩手から熱烈応援していた山本兄弟(政聡、聡哉騎手)は「スーパージョッキーズトライアル2016」は2、5着。残念ながら札幌へ行くことができなかった。
優勝は高知の永森大智騎手。第1ステージ・盛岡では7位タイに甘んじたが、第2ステージ・名古屋で連勝。一気に上位組を抜き去り、2位・山本聡哉騎手に14ポイントの大差をつけた。
昨年も金沢・藤田弘治騎手が最終ステージで2連勝。見事ワールドオールスタージョッキーズの切符を獲得しただけではなく、第1戦で見事1着をもぎ取った。
今年のワールドオールスタージョッキーズ2016は8月27、28日の両日。永森大智騎手、札幌での活躍も期待している。
今週から盛岡競馬場が舞台。開催替わり初日9日メインは3歳重賞「第4回ハヤテスプリント」(盛岡ダート1000m)。
中心はトドイワガーデン。1000m条件なら父サウスヴィグラス譲りのパワーにモノを言わせ、首位を奪回する。
ハイレベル北海道で3勝マーク。北斗盃10着後、岩手入りして初戦の盛岡ダート1000mを完勝。4コーナーまで持ったままという強い一戦だった。
この内容から2戦目・ウイナーカップで圧倒的1番人気に支持されたが、2番手から直線一杯5着。案外の結果に終わった。
元々、外から被せられるとモロさを出すところがあったが、ずっとノーノーイエースが外にいて気にする仕草を見せて走っていた。
その意味で5番枠は微妙だが、コース広い盛岡なら大丈夫。1000m戦に戻って重賞制覇に王手をかけた。
逆転筆頭はボーンインタイム。前々走、トドイワガーデンに完敗だったが、2着を死守。1000m適性は間違いなくある。
今度は内にいる馬たちの動向を見ながらレースができる大外10番枠。今回に限れば外枠は好材料。サウスヴィグラス産駒で1、2フィニッシュを決める。
このラインにノーノーイエースが割って入る。北海道1勝、南関東から転入。3戦2着1回4着2回ともうひと伸びが足りないが、折り合いを気にしなくていい1000m歓迎。今度こそ突き抜けるか。
レイズアスマイルは盛岡1200m戦を快勝。スローの流れを見て3コーナー手前でひとまくり。そのまま押し切って待望の岩手初勝利を飾った。ただ、1000mだと前の馬が止まらず差しタイプには厳しい展開。その点で若干割り引きが必要だろう。
スクリーンハッピーの粘りも侮れない。ウイナーカップでも逃げて3着確保。軽視すると痛い目に遭う。あとは好枠を引き当てたリンノキセキにも注意を払いたい。
◎⑤トドイワガーデン
〇⑩ボーンインタイム
▲⑧ノーノーイエース
△⑥レイズアスマイル
△⑦スクリーンハッピー
△②リンノキセキ
<お奨めの1頭>
9R ロケットボール
3走前の盛岡芝1600m戦が生涯初めての芝だったが、抜群の適性を見せて快勝。重賞挑戦・かきつばた賞でも3着に善戦した。B1なら地力の違いが明らか