松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
6月2日の盛岡第3レースで小林俊彦騎手が地方競馬通算3700勝を達成しました。
岩手には菅原勲元騎手というレコードブレイカーがいて、騎手としての通算勝利数も最終的に4127勝とはるか先を進んでいたためにどうしても陰に隠れるような所があるのですが、小林騎手の成績ももちろん素晴らしいもの。ざっと調べたところ地方競馬では歴代10位、現役騎手の中では7位にある、という事が分かりました。本当に素晴らしいですね。
こうなると菅原勲元騎手が残した4127勝という数字、これは当然ながら岩手競馬の歴代最多勝記録なわけですが、これにどこまで迫れるかあるいは逆転できるのか?が気になります。差は427勝、小林騎手なら4年あればたどり着ける数字ではありますが・・・。
しかしながらご本人はそんな記録はあまり意識してないようだし、最近は「俺もそろそろ身の振り方を考えないとな~」と、ちょっと冗談っぽい口ぶりながらもそんな事を口にするようにもなりました。周りを見れば小林騎手よりも10歳ほど上の的場文男騎手とか有馬澄男騎手とかがバリバリがんばっているだけに小林騎手にも、あと10年とはいいませんが5年くらいは・・・と思うんですけどね。
なんにせよ3700勝は素晴らしい記録だし、4000勝に最も近いのも小林騎手。あとひとがんばり・・・を期待しつつ応援したいと思います。