松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
日曜日に行われたダービーグランプリ。地元ロッソコルサが勝ったから言うわけではないですが、いいレースでしたね。
勝ったロッソコルサは地元3歳路線でトップクラスを張ってきた馬。それがコースレコードタイの好タイムで快勝して、2着には北海道の、3着には金沢の、4着には名古屋のエース級がタイム差無しで競り合う。ここまでの激闘はそうそう成り立つものではありません。
かつてグレードレース化される前のダービーグランプリも今のように地方馬同士の3歳(旧4歳)の頂点を争うレースとして行われ、地方競馬ファンの支持を集めていました。地方競馬は各地の「おらが大将」を応援するのが楽しみのひとつですからね。各地のエース同士がぶつかり合って、そこからどこの地区の馬が抜け出してくるか?どんなレースを演じてくれるか?を楽しむのは地方競馬の楽しさの根源と言っても言い過ぎではないでしょう。
グレードの頂点、ピラミッドの先端こそが「強い」という評価基準で観る競馬、それは確かに正しい競馬のあり方なのでしょうが、このダービーGPのような「おらが大将戦」も十分に魅力的だよな・・・と感じます。
とりあえず今回のダービーGP、自分の「2012年ベストレース第1位」候補筆頭にピックアップしました。そして来年のこのレースがどんな戦いになるのか、鬼に笑われないように楽しみに待つことにします。
●10Rの買い目
馬単(2)=(3)、(2)=(8)、(3)=(8)、(2)→(9)、(2)→(10)
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