松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
10月になりました。カレンダーの数字が二ケタになると"年末"の感じが強くなってきますよね。岩手山もこの日曜の早朝に初冠雪が観測されました。競馬場から帰る夕方には息が白くなりましたよ。秋どころか冬へまっしぐらですね。
そんな今週は南部杯ウィーク、いや絆カップウィークと言うべきか。来週の月曜日・10日には、JRA東京競馬場で南部杯と関連するイベントが、盛岡競馬場では重賞絆カップ、東北ジョッキーズカップを中心にこちらでも様々なイベントが行われます。また同日は「岩手競馬を応援する日」として、全国の競馬場・場外発売所等でもイベントが行われる予定です。
東日本大震災から約7ヶ月。間違いなく歴史に残る大災害は、いろいろな物事を力ずくで変えてしまいました。このブログでも何度か触れてきたように岩手競馬が受けた被害は大きなものでしたし、もちろん、岩手競馬に関わりがあった宮古・釜石は言うまでもなく、沿岸市町村はみな非常に大きな被害を受けました。半年以上が経った今でもまだ、復旧への端緒すら掴めていない・・・というのが現状です。
きたる10日のイベントは『岩手競馬を支援する日』と銘打たれていますが、私は岩手競馬「だけ」を支援する、応援するためのイベントではないと思っています。岩手競馬を通して岩手の、宮城の、そして福島の、競馬ファンの皆さんであり被災者の皆さんに心を届けるイベントだと思います。
10月10日、全国の競馬ファンがひとつのレースを通してひとつになる想いや気持ち。それが届けば。届いて欲しいし、ぜひ届けたいですね。