今回は10月10日の盛岡競馬場で行われる騎手招待競走「東北ジョッキーズカップ」の話題。
重賞「絆カップ」と共にその日のメインイベントの一角を担う東北ジョッキーズカップ、他地区からの招待騎手は既に決まっていまして、北海道から九州まで8人の騎手の名前が明らかになっています。
北海道・小国博行騎手、浦和・秋元耕成騎手、船橋・江川伸幸騎手、金沢・服部大地騎手はいずれも元上山競馬の騎手で奇しくも同窓会のような感じになりました。佐賀の小松丈二騎手は元岩手所属でしたね。
大井・高野毅騎手、川崎・拜原靖之騎手は福島県の出身、愛知・戸部尚実騎手は青森県の出身との事。若手から大ベテランまでバランスも取れています。
さて、注目は岩手代表なのです。規定によれば「第10回盛岡競馬終了時点のリーディング上位4位」の騎手が出場できるとなっているんですけれど、1位・村上騎手、2位・菅原勲騎手、4位・阿部騎手はひとまず確定として、3位・齋藤騎手が南部杯でゴールドマインに騎乗する予定で不在。その1枠を巡る争いが激化中なのです。
このへんをさらにややこしくする要因がありまして、それは先週まで6位だった菅原俊吏騎手。「6位で騎手招待に出れそうにないですから」と、南部杯のロックハンドスター騎乗を受けたそうなのですが、なんと土日だけで5勝の大活躍。日曜終了時点で5位に浮上中。
まあ、それでも彼は南部杯に回るでしょうから、残るは山本政聡騎手・高松亮騎手・南郷家全騎手までの争いになる模様。これが大接戦。
それぞれ土日終了時点での勝ち星が、山本政聡騎手42勝、南郷家全騎手41勝、そして高松亮騎手が40勝。月曜に「42」を超えてきた騎手が、残り1枠の出場権を獲得する可能性が高くなるのです。
月曜のそれぞれの手駒が、これがまた最後まで予断を許さない印象の面々。誰が出場しても面白くなる騎手たちではありますし、3人それぞれ応援したい気持ちは山々なのですが・・・(注・遠征予定が変わる可能性もありますので、出場騎手の決定は主催者の発表をお待ちください)。