19日(日)メインは2歳・地方競馬全国交流「第12回テシオ杯ジュニアグランプリ」。おかげさまで"テシオ杯"の冠協賛も定着。これまでチャリティーオークション、岩手競馬のあり方を考えるトークショー、ジョッキー交流会など様々なイベントを盛岡競馬場アトリウムで実施してきた。
今年は競馬場を離れて"勝ちそー、テシオ、岩手競馬応援ネットワーク合同企画"で『勝ちそー500回記念&テシオ杯記念』~岩手競馬・ファン交流会~を開催する。スペシャルゲストは菅原勲騎手、内田利雄騎手。
9月27日(月)、盛岡駅前の居酒屋「うま舎」で午後7時から9時まで。会費4000円。菅原勲騎手、内田利雄騎手を囲んでトークバトル、クイズ、ゲームなどで楽しみたいと思っていますので、是非ご参加を。詳しくはウマウマ生活ステーション(tesio.jp)の特設サイトをご覧ください。
さて「第12回テシオ杯ジュニアグランプリ」(盛岡芝1600m)。今年は北海道から2騎が参戦し、迎え撃つ岩手勢7騎の計9頭で覇を競い合う。ここ2年とも北海道勢が優勝し、層の厚さとレベルには定評があるが、今回は岩手勢優位の見解。2戦2勝ベストマイヒーロー、シーグランディが主役を演じる。
2頭ともトレーニングセール(札幌)出身馬。ベストマイヒーローは重馬場で行われたデビュー戦・芝1000mを59秒6のハイタイムで圧勝。2着に9馬身もの差をつけ、評判に違わぬ強さを披露した。
続いて1ヶ月後の水沢1400m戦でもスピードの違いマザマザに、今度は8馬身差で逃げ切り圧勝。ダートもまったく問題ないことを証明した。さすがトレーニングセールで高価格で落札されたのはダテではなかった。3連勝を飾り、JRAへ殴り込みをかけたい。
シーグランディはデビュー戦・芝1000mを余裕の逃げ切りを決めて楽勝。続く若鮎賞では一転、中団に控える競馬だったが、勝負どころから反応良く動いて直線アッサリ抜け出して4馬身差。レースセンスのすばらしさを見せてくれた。
両馬とも甲乙つけ難い中身で2連勝中。非常に楽しみな初対決となったが、最終的にベストマイヒーローのパフォーマンスを重視した。
北海道勢ではスカイキングラブを上位に採った。デビュー戦は骨膜炎(ソエ)で出走回避し、仕切り直しの前走を快勝した。今年、北海道2歳の1200mタイムを調べてみたところ、1分14秒9は水準以上。兄ディーエスジャックは重賞・赤レンガ記念を優勝し、血統背景もしっかりしている。あとはキャリア不足をどう克服するか。
2年連続で優勝しているのが北海道所属馬で社台ファーム生産馬。今年は2戦1勝スクランブルエッグを送り込んできた。母はアネモネSを優勝し、桜花賞5着サニーサイドアップ。良血はメンバー中一番と見ていいだろう。
ただデビュー戦を順当勝ちしたが、2戦目の重賞・イノセントカップでブービー8着。優勝したモエレフウウンジは、続いてブリーダーズゴールドジュニアカップも連勝。現時点での北海道トップ相手なら仕方なしとも言えるが、それでも負けすぎが気になり、△評価に落ち着く。
軽視できないのがリュウノフラッシュ。前走、ビギナーズCで圧倒的な1番人気に支持されたスニークを直線で並ぶ間もなく交わして完勝。レース後、菅原勲騎手は「タイプ的に軽い芝の方が合う」とコメントしたのが不気味だ。
◎(8)ベストマイヒーロー
○(2)シーグランディ
▲(7)スカイキングラブ
△(9)スクランブルエッグ
△(3)リュウノフラッシュ
3連単は8を1着固定に、2、7の折り返しが本線。あとは9、3を3着押さえ
馬複は 2-8、7-8、8-9、3-8
<お奨めの1頭>
11レース ポアントゥブルボン
時に取りこぼしもあるが、マイル戦は盛岡・水沢を問わずベストの条件。勝機ガッチリと掴む