ジャパンダートダービー(JDD)で9着に敗れたロックハンドスターが、リベンジを胸に8月17日(火)、大井競馬場で行われる「黒潮盃」への参戦表明をした。
JDDは確かに相手も強かったが、ロックハンドスターは初のナイターに戸惑ってほとんど能力を出せず終い。レース後の反動がほとんどなく、陣営はナイターへ再チャレンジすることを決定した次第。
しかも今度は地方所属馬同士の戦いとなり、条件緩和は明白。はたしてロックハンドスターが、どんなレースができるのか。今から興味尽きない。
31日(土)メインはC1級馬による芝1600m戦「南昌山賞」、10頭立て。目下5連勝中オンワードアコールか、盛岡芝の実績が高いダイショウローズを採るか、それとも初の盛岡芝を克服したスズノエイユウを採るか―。
迷いに迷った末、ダイショウローズを主軸に決めた。現在休養中だが、盛岡ターフ王ボスアミーゴを筆頭に、アドマイヤボス産駒は盛岡芝が大好き。
ダイショウローズもその典型で水沢戦は36戦して1勝もなし。盛岡ダートは2勝マークとソコソコの成績を収めているが、芝での安定感が抜群。前走を含めて2勝3着3回とすべて馬券対象となっている。
その前走は3番手の積極策に出て直線で早め先頭。スズノエイユウの直線猛追をクビ差封じ、待望の今季初勝利を飾った。今回、スズノエイユウは盛岡芝2度目。さらに対応力が増すに違いないが、ダイショウローズは何が何でも勝ちたい一戦。その意欲に託してみたい。
逆転筆頭はスズノエイユウ。中央未勝利から金沢で3勝(8戦)後、脚部不安が発生して1年の長期休養を経て転入。
初戦はさすがに息が持たず5着に敗れたが、一度叩かれて気配アップ。2戦目を快勝し、前走は初の盛岡芝を難なくクリアーしてタイム差なし2着。ダイショウローズはいい意味で平行線だろうが、こちらは間違いなく上積みを計算でき、逆転首位も十分。
オンワードアコールは岩手入り後、圧巻の5連勝をマーク。逃げて良し、差して良しの自在脚が冴え渡っている。芝(平地)もJRA時代に4度経験済みで問題ないと思うが、盛岡芝は1周1400mの小回りコース。
元々、器用さには定評があるオンワードアコールだが、やはり初モノに不安残るのは否定できないところ。アッサリか、それとも凡走かの意味で▲評価が妥当だろう。
ダイショウルシアンは前走・田瀬湖賞でオンワードアコールに1秒差3着と完敗を喫したが、盛岡芝は1勝2着2回。適性はすでに証明している。
あとは再転入初戦をハイタイムで圧勝フレッシュゴールド、尻すぼみ気味の内容を芝で盛り返したい格上ダイワフォーチュンも押さえが必要だろう。
◎(9)ダイショウローズ
○(6)スズノエイユウ
▲(10)オンワードアコール
△(5)ダイショウルシアン
△(2)フレッシュゴールド
△(8)ダイワフォーチュン
3連単は9、6、10の3頭ボックスが本線。あとは5、2、8を3着押さえ
馬複は 6-9、9-10、5-9、2-9
<お奨めの1頭>
8レース ベルローラン
名古屋C級から転入し、初戦を抜群のタイムをマークして快勝。幸先の良いスタートを切り、もう一丁いける