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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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2008年度年度代表馬・部門表彰馬報告 その3/ボスアミーゴ・ジュリア

●最優秀ターフホースはボスアミーゴ

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(せきれい賞優勝時)

 難しい選考が続いた各部門ですが、最優秀ターフホースも決して無風区ではありませんでした。
 あじさい賞から桂樹杯まで芝で1重賞3特別を連勝したボスアミーゴでしたが、重賞に限ってみればせきれい賞ひとつにとどまり、OROカップはクルセイズが、きんもくせい賞はカネショウエリートが勝って、結果的には3重賞を3頭で分け合う形に。
 ボスアミーゴが芝で無類の強さを誇るだけに、それだけにボスアミーゴを破ったクルセイズやカネショウエリートの評価も高くなってしまう。勝って当然と思われている馬だけに、負けた事が取りこぼしと見られてしまう。そんなジレンマ・・・。

 とはいえ、年間7戦行われた古馬オープン級の芝重特戦に全て出走した上で5勝2着1回の実績は、自身最高であるだけでなく前例のない優れたものでもあり、やはりここはボスアミーゴが最優秀ターフホースに選ばれるのが、あくまでも妥当でしょう。

 盛岡の芝では距離を問わない堅実さを持ち、また昨年度4歳、来季もまだ5歳という若さがあってまだまだ将来の活躍も見込めます。OROカップを残すのみになった「岩手で行われる芝重賞完全制覇」達成は時間の問題、前人未踏の「同一年度内の芝重特全勝」も、決して難しい目標ではないでしょう。
 残る目標は、そう、念願のJRAでの勝利でしょうか。条件は限られていますが、全国の競馬ファンに「芝にボスアミーゴあり」の姿を見せてほしいものです。

■ボスアミーゴ
芦毛・牡4歳
父アドマイヤボス/母サクラユキクイン(母父サクラトウコウ)
2004年2月28日生まれ
北海道/門別・白瀬 明生産
2008年度戦績/11戦5勝(うち芝7戦5勝) 主な優勝レース/せきれい賞
獲得賞金/1,030万円



●最優秀牝馬はジュリア

080831julia.jpg
(ビューチフル・ドリーマーカップ優勝時)

 ジュリア、ピンクゴールド、クルセイズの3頭が候補に挙がった牝馬部門。結果ビューチフル・ドリーマーカップを制したジュリアが最優秀牝馬に選出されました。
 ピンクゴールドは牡牝混合の重賞を勝ったとはいえあくまで3歳限定戦。クルセイズはフェアリーカップでサイレントエクセルを、OROカップでボスアミーゴを破る金星を立て続けに挙げましたが、対ジュリアではビューチフル・ドリーマーカップでの1.5秒差5着など5戦4敗にとどまっており、岩手の古馬牝馬の頂点競走と見なされるビューチフル・ドリーマーカップを勝ったジュリアに対してはいずれも分が悪い成績といえます。

 シーズン7勝を挙げたジュリアですがうち6勝は平場でのもの。重特戦での好成績はビューチフル・ドリーマーカップただひとつ、というのは確かに最優秀牝馬としては異論が出る実績かもしれませんが、“勝つか、そうでなければ大敗”になりやすいのは逃げ馬の宿命。マークされつつも逃げて圧勝したビューチフル・ドリーマーカップ、その1勝の価値を低く評価する事はないでしょう。

■ジュリア
栗毛・牝4歳
父メイセイオペラ/母グレシアンライコー(母父ゲイメセン)
2003年5月26日生まれ
北海道/静内町・久保秀雄生産
2008年度戦績/16戦7勝 主な優勝レース/ビューチフル・ドリーマーカップ
獲得賞金/908万3,000円


 08年の代表馬選びは近年まれに見る混戦だったと思います。騎手や調教師のみなさんに訊ねてみても、異論がなかったのは2歳のワタリシンセイキくらい。その他はもう、聞く人によって答えが変わる様な状況でした。  そして、しばしば聞いたのがこんな言葉。「あと一つ、大きいところを勝っていたら決まりだったのにね」。  カネショウエリートにしてもボスアミーゴにしてもそうですし、惜しくも選にもれたリュウノツバサやクルセイズ、カネショウプルートらもそうでした。  例えばトーホウライデン。短距離重賞を2勝したイメージは鮮烈で、岩手であと1勝、もしくはグレードレースで入着でもしていれば、少なくとも4歳以上最優秀馬の選考はもっと混戦になっていたはず。  またヤマニンエグザルトもシーズンを通した活躍が目立ち、重賞を一つ勝っていれば十分に年度代表馬争いに加わってこれたでしょう。

 来シーズンもおおむね08年の勢力図が継続すると思われますが、各部門の最優秀馬に選ばれた馬が引き続き活躍するのか、わずかの差に泣いた馬たちが奮起するのか。それとももっと伸びてくる馬が出るのか。もちろん、08年は不完全燃焼に終わった3強、テンショウボス、サイレントエクセル、オウシュウクラウンも来シーズンは全力で戦いを挑んでくるはずです。
 そして3歳世代。抜けたトップだったワタリシンセイキが移籍したために大混戦ムード。折しも来シーズンの重特日程が発表され、秋のビッグタイトルとして不来方賞が設定されました。3歳戦線は前半戦から後半戦まで息の長い活躍をしなければトップとして認められないローテーションになったわけで、この長丁場を戦っていく中で新たな馬が伸びてくる可能性は、十分にあるでしょう。

 2009年シーズンの開幕は4月4日、土曜日。あと1ヶ月弱に迫りました。4月19日の阿久利黒賞、5月3日の留守杯日高賞、そして5月10日のシアンモア記念。開幕から1ヶ月あまりのうちに立て続けに行われる各世代の重賞レースの結果に、まずは注目ですね。

2009/02/27
レース回顧
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2008年度年度代表馬・部門表彰馬報告その2/ピンクゴールド・カネショウエリート

●最優秀3歳馬はピンクゴールドに

 08年の最優秀3歳馬には不来方賞を勝ったピンクゴールドが選ばれました。96年のマツリピロリット以来となる牝馬による不来方賞優勝、加えてそこでリュウノツバサ以下牡馬の一線級を破った点が高く評価されての選出です。

080907pink01.jpg
ピンクゴールド(不来方賞)

 春シーズンの牝馬重特戦線、ここでピンクゴールドは4戦1勝2着3回の成績を残します。パーフェクト、ではありますが、2着に敗れたうちの2戦はカネショウプルートに大きな差をつけられて完封され、この時点の勢いは誰が見てもカネショウプルートが上。2歳時は無名だったカネショウプルートに、ピンクゴールドはこのまま伸び負けてしまうのかとも思えました。
 しかし夏を迎えて状況が一変します。あれほど強かったカネショウプルートとの成長がぱたりと止まり、逆にピンクゴールドは対牡馬戦でも好走しつつ、ついに9月7日、岩手3歳の伝統の重賞・不来方賞を優勝してしまったのです。

 牝馬らしく微妙で繊細な馬だったピンクゴールド。デビュー時の馬体重が432kg、3歳シーズン最初の菜の花賞では412kgにまで減っていました。使うと体重が減る、反動がくる。ほんの2kg、3kgのさじ加減で調子を整えなくてはならない戦いが続きます。
 そんな彼女も夏を越し秋を迎えて、馬体重こそ大きくは増えませんでしたが以前のひ弱さが徐々に薄れていきました。不来方賞制覇をはじめ、ダートも芝も、距離もマイルから2400mまで幅広くこなしつつ、対古馬の戦いもクリアしていったのがその証拠。冬になる頃には陣営は、展開さえ向けば古馬にだって勝てるという手応えを、しっかり掴んでいました。

 08年の戦績が示すとおり、ピンクゴールドは芝・ダ兼用。牝馬らしい切れ味で勝負するタイプですがそれなりに自在性もあり、展開次第でいつでも上位を脅かす様な存在になるでしょう。クルセイズがいなくなった穴を埋めるのはやはりこの馬しかいません。

■ピンクゴールド
黒鹿毛・牝3歳
父サクラローレル/ニッポージュリアン(母父ナリタブライアン)
2005年4月25日生まれ
北海道/門別・出口牧場生産
2008年度戦績/13戦2勝 主な優勝レース/不来方賞
獲得賞金/1,024万2,000円


●最優秀古馬の座は桐花賞馬カネショウエリート
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カネショウエリート(桐花賞)

 08年の古馬オープン戦線は大混戦となり、抜けた活躍をした馬がついに現れませんでした。最優秀古馬争いは、良く言えば実績横一線の接戦、悪く言えばどの馬も一長一短で“あと一押し”に欠け、どの馬が選ばれてもおかしくないし、逆にどの馬が選ばれても異論がでるだろう、難しい部門になりました。
 そんな中カネショウエリートが選出されたのは、やはりダートの桐花賞、芝のきんもくせい賞を勝って芝・ダのトップクラスを破った事が強みになりました。
 桐花賞の2馬身半差、きんもくせい賞の4馬身差は完勝と言っていい内容だし、どちらもその時点の一線級が集まっての戦いでしたから、北上川大賞典の敗戦や平場での黒星にややマイナス感があったものの、それも二つの勝利で補ってあまりある、と判断されたわけです。

 意外に価値が高いのが古馬の芝・ダート両方の重賞を制覇したという点。これがいそうでなかなかいないもので、岩手競馬では史上3頭目(トキオパーフェクト・サクラティアラに続く)。また、トキオパーフェクトがマイル・短距離のみで、サクラティアラが牝馬限定戦と合わせての制覇だったのに比較すると、中距離以上の頂点競走で両制覇を果たした意義は、これだけで最優秀古馬に選んでも良いくらいのものがあるといえます。

 カネショウエリートは、実は08年シーズン始めはB1級でスタートしています。それも当初はなかなか勝てずにいましたが、6月の盛岡戦からB1級で4連勝してA級に上がり、そこも勝って5連勝でA級に定着しました。
 2歳時から3歳前半は芝・ダを問わない走りで活躍した馬でしたが、07年シーズンはついに未勝利。絵に描いた様な伸び悩みから一気に復活できたのは、父メイセイオペラの血の成せる技だったのでしょうか。

■カネショウエリート
鹿毛・牡4歳
父メイセイオペラ/シルバークリエート(母父パークリージエント)
2004年5月10日生まれ
北海道/三石・森 政巳生産
2008年度戦績/16戦7勝 主な優勝レース/桐花賞、きんもくせい賞
獲得賞金/1,134万2,000円

2009/02/19
レース回顧
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2008年度年度代表馬・部門表彰馬報告その1/ワタリシンセイキ

 3月の特別開催スタートまであと1ヶ月弱となり、岩手も間もなく雪解けを迎えそうです。それに先立ち、というか遅ればせながらというか、先日決定されました2008年度の岩手競馬年度代表馬・各部門に選ばれた馬たちをご紹介したいと思います。今回は最優秀2歳馬および年度代表馬に選ばれたワタリシンセイキです。


 2008年の最優秀2歳馬および岩手競馬年度代表馬は2歳(注・昨年の年齢)ワタリシンセイキに決まりました。2歳馬が年度代表馬に選ばれるのは2000年度のネイティヴハート以来。しかしワタリシンセイキの戦績を見れば2歳にして年度代表馬になるのも納得できるでしょう。

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ワタリシンセイキ(若駒賞)

 若駒賞・南部駒賞・金杯の2歳ダート三冠を制し、加えてダートの特別戦も全て制して2歳ダート重特を完全制覇。それもいずれも一方的でかつ圧倒的な勝利。「2歳ダートに敵はいない」と、そして岩手デビューの2歳馬としては久々の大物だと、自信を持って言える存在でした。
 芝ではついに未勝利でしたが、ダートでこの成績ならばそれも愛嬌というところか。とにかくダートでの彼のパフォーマンスは、最優秀2歳馬にとどまらず年度代表馬に推されるのも何ら不思議ではないものです。

 やや出遅れ気味のスタート、後方追走の定位置から、レース中盤にさしかかる頃には早々と捲りにかかって勝負所までにはほぼ決着をつけてしまう。それがこの馬のレースでしたが、鞍上・関本淳騎手いわく「俺がこの馬をあれこれと動かした事はない」。つまり後方から進むのも、早めに捲りに行くのも全て馬の意志。騎手が自分で控えろとか加速しろとか指示を出した事はない、それだけレースを自分で知っている馬だという事なのだそうです。
 そんな彼の走りは既に完成されているのか、それともまだ伸びるものなのか。岩手のファンにとっては残念ながら、ワタリシンセイキはシーズン終了後に南関東に移籍(川崎・佐々木仁厩舎へ)してしまい、その答えを岩手で見る事はできません。
 ですが、これから本格化していく南関クラシックで彼がどんな走りを見せてくれるのか?そこでこの疑問に対する答えが出る事でしょう。

 ワタリシンセイキの移籍初戦は2月19日、大井の準重賞・雲取賞。ライバルはすでに南関重賞戦線で結果を出している馬たち。できれば試金石以上の結果を出してほしいものですが、果たして・・・。

■ワタリシンセイキ
芦毛・牡2歳
父ビワシンセイキ/母シャトーサウザンド(母父プラウドデボネア)
2006年4月9日生まれ
北海道/新ひだか町・マツケン農場生産
2008年度戦績/11戦7勝 主な優勝レース/若駒賞・南部駒賞・金杯
獲得賞金/1,656万5,000円

2009/02/15
レース回顧
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