松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
今回はJRAの話題から。日曜日に行われた「ローズSG2」で青森産馬のマイネレーツェルが優勝、重賞2勝目を挙げました。
この馬の事は桜花賞の前にも一度触れた事があります。400kgそこそこしかない小さな馬がよくもまあ重賞を勝ってくれて・・・と感心していたのですが、秋になって再びG2制覇、それも秋華賞に直結する伝統のレースを勝ったのだからたいしたもの。このまま順調にいって、青森産馬にとって久々のG1制覇を・・・!
本命は(3)リュウノツバサを狙います。距離不安がずっといわれてきた馬ですが、不来方賞の内容ならそれは払拭されたと見ていいでしょう。芝適性の面も問題なし。
あとは59kgの斤量。こればかりは走ってみなければ分からないとは言え、間違いなくスローになるこの条件なら不利は少ないでしょうし、それに不来方賞での着差を考えれば、他馬との斤量差を1kg=1馬身で換算してもまだおつりが来ます。
ここまでの3歳戦の実績からおおむねこの3頭が有力。他を押さえるにしても、やはり実績馬から選ぶべきでしょう。まず(5)カネショウプルート。芝はあまり強気にはなれないものの、ここ2戦古馬と厳しい戦いをしてきた経験を活かせれば。(10)コンバットキックもこの距離では・・・とは思いますが、デキ自体は安定しているし、サイレントグリーンがそうであったように長い距離で一変する可能性もあります。決して早熟ではないはずで軽視はしたくないですね。
●買い目
馬単(3)=(11)、(3)=(1)、(11)=(1)、(3)=(5)、(3)=(10)
◆お奨めこの一頭
2R:タイムウィズゴー
連続好走で勢いに乗ってきた。盛岡コース克服も今ならたやすい。