先日、オーロパークの直線でいつものようにカメラを構えていたときのことです。ゴールシーンを撮り終えると、突然スタンドの方から「おぉぃ到、いたる!」と呼ぶ声が。誰だろうと思って見上げたのですが、すぐにはその顔と一致する記憶が見つかりません。
「俺、わがっか?」
「えっ、えぇ〜っと……ゴメンナサイ(汗)」
「なんだよぉ〜、ほれ、○○高校の同級生のA井だよ!」
「…??、……あ、もしかしてラグビー部だっけが?」
「んだんだ!」
A井君は私の記憶中の彼とは雰囲気がだいぶ違っていて、名前を言われても一瞬ピンと来ませんでした。かれこれもう20年近く前ですから無理もありません。しかし彼の方は、私の風貌が当時からあまり変わっていないこともあってすぐに分かったようです。というか競馬場に来て私を見つけたのではなく、なんとインターネットでこのブログを見て「お?これイタルじゃん!?」となり、わざわざ顔を見せに来てくれたと言うのです。
私は以前から、こうして顔と名前を出して仕事をしていると、私を知る人が「あれ?こいつ知ってるぞ」とか「ほ〜、アイツやってるなぁ」と日本のどこかで見ていてくれるかもしれない、そうしたら嬉しいなぁと思っていたのです。それが何と、直接会いに来てくれるとは!本当にありがたいことです。
話は変わって某日、盛岡の厩舎地区をぶらぶらしていると、こんな↑光景に出会いました。
何をしているか分かりますか?答えは「馬服を洗っているところ」。馬服はその名の通り、馬の背中から胴体を包むように羽織る服です。当然、けっこうな大きさがありますし、金具がついていたりもするので普通の洗濯機で洗うのは無理だと思われます。でもまさか大型コインランドリーに入れるわけにもいかないでしょうし、どうやって洗濯するのかなぁとは思っていたのですが、これってスーパーなどでフロアーを水洗いする業務用の機械ですよね!?
もっともこれはこの厩舎での工夫で、他所ではデッキブラシを使って人力でやっているところが多いのだそうですが。うーん、なかなか豪快ですね (^^)
(文/写真・佐藤到)