GW最後の日を締めくくるのは岩手の3歳ダート三冠・第一戦、阿久利黒賞です。ここからダイヤモンドカップ−不来方賞へとつながっていく三冠ロード、まず最初にリードするのはどの馬でしょうか?
しかし、先週の牝馬重賞・留守杯日高賞に負けず劣らず、このレースも混戦の気配で一杯。トライアル・スプリングカップを勝ったリュウノツバサが一歩リードでしょうが、それにしても僅差の勝利で、まだ“抜けた存在”には成り得ていません。
昨シーズンの2歳最優秀馬・コンバットキックにしても、その脚質故、安定性に不安があるのは確か。
結局、優勝争いはともかくとしても、2着争い・3着争いとなるとほとんどの馬にチャンスがありそうで、留守杯日高賞のように意外な結末があっても全く不思議ではないでしょう。
とはいうものの、私個人としては狙う馬を決めていました。それは1枠1番エイプリルボーイです。
スプリングカップを勝ったリュウノツバサは、初の特別戦挑戦にして初勝利を成し遂げた能力は素直に評価するにしても、大レースでの経験値の点はまだまだ、という不安が。お隣の同型の影響を大きく受けてしまいそうなのも心配。
コンバットキックは、スプリングカップでは休み明けの+19kg、大外を回ってそれで0秒3差なのだから決して悪い内容ではないのですが、しかし今の水沢コースでは基本的に追い込み馬は割引。若駒賞や金杯のような勝ち方をするには展開の助けが必要でしょう。
いっそ穴で面白いのはテンショウベストでは。自分から動く流れになると詰めが甘く、他が作るペースに乗れたほうが楽な馬ですから。
買い目は1枠1番エイプリルボーイから3、9、11へ。2,4を加えて安全策を取っても可。何度も言いますが抜けた馬のいないレース、絞りすぎないのが無難。
◆お奨めこの一頭 9R/バルク
チークピーシズ効果で大変身。別に逃げにこだわる馬ではないので同型多数も気にならない。ここは追いかける一手だ。