5月25日 社台SS協賛・トワイニング賞「第22回ひまわり賞(オークス)」(3歳牝馬 地方意競馬全国交流 水沢1900m)
1着 カネショウプルート
マサノパンダが逃げ、カネショウプルートは1馬身後ろを追走する。全馬初の1900m戦ゆえ、スローに落ちてカネショウプルートはスタンド前で掛かる仕草を見せたが、村上忍騎手がうまくなだめる。
3コーナー手前でマサノパンダが一杯となり、替わってカネショウプルートが馬なりで先頭。後方にいたリュウノマダムが向正面からマクリをかけてペースアップ。中団後ろにいたピンクゴールドも遅れじと動いたが、カネショウプルートは余裕のセーフティリードを保って4コーナーを回る。
そして直線を向いて村上忍騎手がちょっと気合いをつけると、後続をグングン突き放す一方。ラスト100mからほとんど追ったところなしで楽勝のゴール。日高賞と同様、2着に6馬身の大差をつけて牝馬二冠を達成した。
「逃げることも考えたが、内に行きたい馬がいたので2番手でいいかな、と。そのとおりのポジションが取れましたし、道中の手応えもすばらしく3コーナーでは勝てるなと思いました」と村上忍騎手。
カネショウプルートは初勝利が重賞制覇(日高賞)の快挙をやったが、それで吹っ切れたのだろう、今回も他の追随を許さない強さを披露。これで3歳牝馬戦線はひとまず終了し、今後は牡馬との対戦が控えているが、本格化した今なら他地区遠征も視界に入れてもいいかもしれない。
2着 ピンクゴールド
小回り1200mに12頭の多頭数を考慮して前半はいつもより前目の8番手につける。リュウノマダムが先にスパートをかけ、それからワンテンポ遅らせてエンジン全開。自身の能力は出し切ったとは思うが、それよりはるか先にゴールした馬がいた。3着マツノマオには3馬身差をつけているのだから、2着に陣営も納得。
3着 マツノマオ
ピンクゴールドより1頭前の中団インを追走。前半は1900mを意識して貯める競馬に徹し、ピンクゴールドが動いたのを見てスパート。直線でもマズマズの脚を披露したが、先着2頭との勝負付けは済んでおり、3着確保が現状精一杯だろう。