田部和則調教師インタビュー
――9月13日、瑞穂賞は北海優駿以来、3年ぶりに地元・北海道でした
「久々に地元で走るということでバルクファンが大挙、旭川に駆けつけてくれました。普段の4倍以上だったと聞きましたが、改めて人気の凄さに驚きました。結果は苦手のダートに加えて、急仕上げで臨んだので3着でしたが、これは仕方なし。ただ、馬インフルエンザの関係でレースを使ってすぐ競馬場を出なければならなかった。レーススタートが午後7時55分、競馬場を出たのが9時半。そのまま4時間以上かけて真歌に戻る強行軍でしたから疲れを心配しましたが、その後も非常に順調。タイムもファクスで送られましたが、非常にいいタイムでした」
――OROカップを使った経緯を教えてください
「産経オールカマーにも行きたかったが、賞金ではじかれてしまいましたし、馬インフルエンザで移動もできない。それで瑞穂賞からOROカップを使って天皇賞へ向かうステップを選択しました。今度は芝ですし、別定戦の57キロにも恵まれました」
――28日夕方、盛岡に到着しました
「本当なら自分も行きたかったが、こちら(北海道)に予定があったので29日の昼便で盛岡競馬場へ入ります。29日朝、スクーリングを兼ねて芝へ入れようと思っています。ただ気のいいタイプですからね。掛かってしまうことが心配といえば心配ですが、成田君(調教厩務員)がうまく乗ってくれるでしょう」
――岩手のファンもコスモバルクの来盛を非常の楽しみにしています
「バルクはどこへ行っても凄い人気があるし、岩手のファンにも勇姿を見せられるのは調教師冥利に尽きます。今回はオーナーのご理解があって出走できることになりました。バルクの実力からすれば断然だと思っていますが、競馬は何があるか分からない。ですが絶対に恥ずかしくない競馬をして期待に応えたいと思っています」
*取材日:9月28日 明日はスクーリングの様子を報告します