4日メインはB2級馬による水沢1600m戦「第7回レインボーカップ」、10頭立て。コース替わりが微妙に影響し、展開のファクターも大きく考慮しなければならない。ちなみに先週は逃げ馬に圧倒的有利の馬場だったが、さて今週はどのような傾向になるか。当日のレース結果、特に勝ち馬、2着馬が何番手で通過したかには、しっかりチェックが必要だ。改めて言うが、逃げ馬には持ってこいの馬場だった。
主軸にワイルドシャトーを指名する。前走は岩手所属馬と浦和所属馬との条件交流・三陸特別で浦和へ遠征。後方待機策から直線いい感じで追い込んできたが、0・5秒差4着に敗れた。しかし勝ったのが現在、岩手オープンを張る昇竜の勢いニホンピロゼン、そして2着がA2でも勝ち負けを演じているロイヤルアリダーなら4着も仕方なし。むしろ1400mの忙しい競馬に対応できたことを素直に評価したい。
成績が示すとおり昨シーズンまで気難しい面が解消されず、ダート戦の1勝のみだったが、今季は早くも3勝マークと進境度著しい。本質的にはゆったりと流れる1800m前後がベストの距離だが、前走でひとまず克服したと解釈できるし、今回は1ハロン延長されたならまとめての局面と見ていいのではないか。
逆転筆頭はメキメッサー。中央1勝、佐賀A級からの転入で当初はC1格付け。メンバーにも恵まれたこともあったが、ポンポンと勝ち上がり、芝4着以外は岩手3勝2着1回とダート戦で連対パーフェクトを誇っている。しかも前回は3番手の積極策から競り合いを制して快勝し、勢いに乗っていることも確かだ。
ダンストーンアレスは絶好の1枠を引き当てた。今季すでに4勝をマークし、前回もハイペースをしのいで逃げ切り完勝。カギは冒頭にも記した馬場状態で、先週とは一変して逃げ馬に苦しい馬場になるかも知れず、それは当日の傾向には細心の注意を払ってほしい。
以下はスンナリの流れなら渋太さ一目コパノダヴィンチ、水沢1600mで4割以上の連対率を誇るリボハーン、うまく折り合いがつけばマルワグランディの出番も十分にありそう。
◎ ?ワイルドシャトー
○ ?メキメッサー
▲ ?ダンストーンアレス
△ ?コパノダヴィンチ
△ ?リボハーン
△ ?マルワグランディ
3連単は2、5の1、2着折り返しから1、6を厚めに。あとは4、7を3着押さえ
馬複は2−5、1−2、1−5、2−6、2−4
<お奨めの1頭>
9レース ジェドバトラー
前走・岩鷲賞は名古屋からの参戦で9着に敗れたが、1着から0・8秒差で入線した。それならばこのクラスで当然勝ち負け
今年も梅雨明けが8月までずれ込んだ岩手県地方ですが、それなりには暑くなってまいりました。そして盛岡では昨夜から、伝統の祭り「盛岡さんさ踊り」が始まっています。
盛岡周辺の各集落で踊られるようになったさんさは、それぞれの集落独自の振り付けで“進化”してきましたが、昭和53年からは盛岡市役所前をスタート地点に中央通りをパレードする「盛岡さんさ踊り」という、いわば“合同イベント”が始まりました。ここで“共通語”として踊られているのは現在4パターン。一方、各地区独自の踊りは「伝統さんさ」と呼ばれ、神楽風のものあり、アクション性の高いものありでなかなか見応えがあります。伝統さんさの集団はパレードにも参加するほか、さんさ期間中に市民文化ホールで行われる競演会でも披露されますので、ぜひ一度ご覧になってみて下さい。
さて、「盛岡さんさ踊り」が始まって今年は30周年。NHKでは盛岡を舞台にした朝の連続テレビ小説『どんど晴れ』も放送中ですし、なんといっても、今年からさんさは“ギネスな祭り”になりましたよね。(^^) パレードのほうでも最終日4日には、各参加団体から太鼓だけを集めて「世界一の太鼓大パレード」を実施する予定です。
また岩手公園では、スペシャルロードと呼ばれる観覧席を設置して伝統さんさや昨年のさんさ踊りで入賞した団体の洗練された演技を披露するそうで、こちらには仙台七夕や青森ねぶたを見て回るバスツアー客などが大勢やってくるということです。
この時期、東北では大きな夏祭りがたくさん行われており、各県を回るバスツアーが日本中からやってきています。バスには『東北3大祭りを巡る○○ツアー』などと書かれているのですが、はて、3大祭りって?と調べてみると青森ねぶた・秋田の竿灯・仙台七夕とされており、我らが盛岡さんさ踊りははいっていません。やはり知名度ではかないませんねぇ。しかし3大って誰が決めたんでしょ?青森には弘前ねぷたもありますし、最近では五所川原の立佞武多も人気。さらに、ねぶた関係だけがノミネートされては八戸三社大祭も黙っていないと思われます。さんさとともにランクインを逃した山形花笠祭りも忘れてはいけませんし、福島は…福島は県を代表する夏祭りのイメージがありませんねぇ…(福島県のみなさまゴメンナサイ。でも福島には野馬追いがありますよね)
実際にはさんさや花笠、または福島県郡山市の「うねめまつり」などを加えて4大、あるいは5大祭りとすることもありますが、これらはツアーを主催する旅行会社の都合でいろいろとつくられているようです。
話は飛びますが、世界には「七不思議」というのがありますよね。エジプト・ギザのピラミッドに代表されるあれですが、最近、「新・世界七不思議」というのが決まりまったそうです。それは、
1. チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ)
2. イエス・キリスト像(ブラジル・リオデジャネイロ)
3. 万里の長城(中国)
4. マチュ・ピチュ(ペルー)
5. ペトラ(ヨルダン)
6. コロッセオ(イタリア・ローマ)
7. タージ・マハル(インド)
の7つということで、日本から候補に上がっていた清水寺は選外になってしまったのですね。しかし七不思議というわりにはほとんどが建設の歴史もはっきりしていて謎っぽくないんじゃ?と思いましたが、もともとの英語では Seven Wonders of World なのだそうで、Wonder=素晴らしいものというニュアンスのようです。
しかし3大祭りといいこの新・七不思議といい、どのようにして決められるんですかね?私の所には投票用紙が来ませんでしたが、みなさんのところには来ましたか?(^^;)
(文/写真・佐藤 到)