松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
<次走へのメモ>
7月29日 第8回フェアリーカップ(3歳以上オープン牝馬 水沢1800m)
(フェアリーカップ ゴール 写真・佐藤到)
1着 サイレントエクセル
出たなりで4番手インにつけ、どこからでも抜け出せるポジションかと思ったが、向正面で反応が鈍く板垣騎手の手が動く。それで一瞬、ヒヤッとしたが3〜4コーナーでようやく本来の動きを取り戻して、馬なりで追走。ただ、直線を向いても前が壁となって出る場所がなかったが、馬群がばらけたラスト150mでエンジン全開。
ジュリアを交わして先頭に立ったドリームカーニバルの内を突くや、あっという間に交わして3馬身差をつけて圧勝。やはり牝馬同士では役者が違いすぎた。
「ここ3戦、向正面で手応えが悪くなって、アレッと思ったが、3〜4コーナーでようやく走る気になってくれたのでホッとした。あとは脚色が違うと思っていたので、直線はどこを抜け出すかだけを考えた。この着差ですからね、ここでは格が違ったということでしょう」と板垣騎手。
次走は8月26日、地方競馬全国交流・ビューチフル・ドリーマーカップへ直行する。
2着 ドリームカーニバル
逃げたジュリアのピッタリ直後につけ、レースの流れを作る。ジュリアのペースは決して遅くはなくむしろ速かったが、いつでも交わせる態勢から直線入り口で先頭。菅原勲騎手はパーフェクトの騎乗を披露したが、サイレントエクセルとの瞬発力は明白で、逆に2着確保を誉めるべき。
3着 マルカンジョオー
サイレントエクセルをマークする形でレースを進め、直線は外を回って自身の力は出し切ったが、3馬身、1馬身半差の着差が実力の差だろう。