
吉林直都がハンデチャンスを生かす!
今回の優勝戦の注目は3車。まずはスーパーハンデで戦っている鈴木圭。初日から連勝で優出と磐石の構えで、優勝戦でも強烈な追い込みを見せてくれそうだ。他2車は36期の栗原佳と吉林。栗原佳は1級車初乗りとなった前節で完全優勝を達成。今節も初日から連勝で優出し、合計して6連勝中。準決の上がりタイムでは鈴木圭を上回っている。吉林は前節、2日目に身体不良で無念の早退となったが、今節は準決1着を取り1級車で初優出となった。上がりタイムも栗原佳や鈴木圭とそん色ない。
ハンデ位置的に大チャンスの吉林が、レース序盤で抜け出して後続を引き離しそうだ。スピード的に追って行けるのは栗原佳と鈴木圭のみ。鈴木圭は実力こそ上位だが、スピード戦になりそうな上に、このハンデからの競走ではいかにも厳しい。追い上げても2着いっぱいとみた。他に2、3着の狙いになるのは動き軽快な柴田健や、安定感を取り戻した佐々木。
◎ 3 吉林直都
○ 6 栗原佳祐
△ 8 鈴木圭一郎
△ 5 柴田健治
▲ 7 佐々木啓
おすすめの買い目
3-68-5678
別線は 展開不問で鈴木圭の猛追撃
8-3567
濡れた走路を速攻で制した岡部聡
年明け初笑いは浜松が栗原佳祐、川口が黒川京介と若手主導の傾向で山陽ミッドナイトも36期の石田啓貴に期待が集まるも、濡れ走路ゆえに断トツ試走の岡部聡から矢野正剛と石田を絡めた3車で人気オッズを形成。3連単は621、623、625。2連単は62、6=1に64も10倍を切っていた。
石田を矢野が捲ったが、岡部の攻めが早く2周でトップへ立ってしまう。石田は後退し、矢野を長田恭が追う展開で態勢決まる。あとは一列棒状で岡部は2022年6月24日以来の優勝(意外)。通算87度目のVとなり2025年の滑り出しとしては最高の形に。終わってみれば唯一のSGホルダーゆえに勝って当たり前だったのだが...。
このあとは1月16日~の山陽ナイター開催に出場予定の岡部聡。今年はぜひともオートレースを引っ張っていただきたい。
黒川京介が2025年の初頭を飾った
0ハンデオープンや10メートルオープン以上にスタートラインに対する角度がある20線6車並びの大外枠でも、黒川京介のダッシュ力がライバルたちを上回った。1周回1~2コーナーいきなり同ハン5車の前へ出た黒川は、0ハン2車並びの外枠から先手で逃げた高塚義明を早くも2周回で捕えると、あとは後続を引き離す一方のタイムアタック状態。川口レース場における自身の最高タイム本走3.310秒を塗り替えて、3.304秒で圧勝した。
上和田拓海が道中2番手まで追い上げたが、6周回1コーナーで若井友和がイン突っ込んで2着に入った。
文/鈴木
人見剛志に速攻のチャンスだ
今節から1級車へ乗り換わって本走タイムを大幅に上げている石田啓貴に注目が集まりそうだが、人見剛志がハンデ軽化後は速攻の決まる確率が高まっていて、今節は林弘明のスタートが良くなっているがそれでも同ハン外枠から人見がダッシュ先行。矢野をあっさり交わして石田啓を直撃できる展開へ持ち込めよう。
30線は長田恭徳が内枠から先制して追いの主導権を握りそうだが、序盤の展開づくり冴えている岡部聡が序盤に前へ出るようだと熟達の捌きで追い上げる。
◎ 4 人見剛志
○ 5 長田恭徳
△ 1 石田啓貴
▲ 2 矢野正剛
穴 6 岡部聡
おすすめの買い目
4-5=126
穴なら
6=1-542
黒川京介が新年初節を完全優勝で飾るか!
今節のシリーズリーダー黒川は初日から3連勝。準決では試走23、上がり324のブッチ切りレースを披露してみせた。昨年末のスーパースター王座決定戦では不本意な結果に終わっただけに、今回はオール1着の完全優勝で前回の借りを返したいところ。スタートから積極的に攻め、レース道中も圧巻の走りを見せそうだ。
2着候補は難解。誰がきてもおかしくないような状況だが、泉田が20線最内からしっかりと先行すると0ハン両者を追って絶好の展開になる。準決でもタイムは出ていたので、エンジンの仕上がりは問題ない。それに続いて行きそうなのは上和田と小林瑞。どちらも動きは軽快で、レース中盤で泉田を交わせれば連対の可能性が高まる。0ハン両者の比較はスタートこそ古木が出ていきそうだが、伸びなら高塚を重視。
◎ 8 黒川京介
○ 3 泉田修佑
△ 5 上和田拓海
△ 6 小林瑞季
▲ 2 高塚義明
おすすめの買い目
8-2356-2356
穴なら 20線最内の泉田
3-2568