オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。
オッズパークで発売しているオートレースの各開催(川口オート、伊勢崎オート、浜松オート、飯塚オート、山陽オート)の展望や、グレードレース(SG、GI、GII)決勝の直前予想情報とレース結果を提供します。20線の若手による三つ巴戦
ファイナリスト6名いずれも強く推せる決め手に欠ける難解な一戦となった。それぞれ良走路での1番時計は初日が長田恭徳、2日目が山本翔で、実際にエンジンパワーはこの2名が他4名より少しリードしているか。天気予報の怪しい最終日4日目、雨の安定感も加味して山本翔を本命視。先行力では山本翔に一歩ゆずるが長田恭徳の状態がアップしているので対抗に指名。山本将之は勝負どころでの決め手がカギとなる。
前節から立て続けに雨をこなしている岡松忠に注意したい。山崎進が単騎0ハンから独走に入るケースも一考を要する。
◎ 5 山本翔
○ 6 長田恭徳
△ 4 山本将之
▲ 2 岡松忠
穴 1 山崎進
おすすめの買い目
5-6=421
穴なら
1-3=2456
文/鈴木
荒尾聡がスタート勝負
控えめに評してもSGレース準決勝戦レベルの顔ぶれとなった優勝戦。強いメンバーが揃ったときこそ、総合力と先行力に優れた選手へ期待したい。
極端にスタート力が低い選手がいないため、1周回1~2コーナーにかけての先行争いは相当に激しくなりそうだが、それでも荒尾聡が序盤の展開を見極めて、1周回3~4コーナーあたりでは中団まで番手を上げていると想定。有吉辰也より内枠に入った点も大きい。
もともと先行力の高い篠原睦は今節は捌きの切れ味も普段以上に高いので、荒尾と同様に展開を切り抜けるか。準決勝戦で松尾啓史に離された岩見貴史と、有吉辰也に離された長田稚也は、エンジンパワーの上積みがないと厳しいかも。捲りタイプの中村杏亮は展開の影響を受けやすいと捉えられそうだが、準決勝戦では揉まれる展開にも対応できていたので、今回の決戦でも狙い目は十分。
◎ 7 荒尾聡
○ 6 篠原睦
△ 2 中村杏亮
▲ 8 有吉辰也
穴 4 岩見貴史
おすすめの買い目
7ー6=284
穴なら
4=2-768
文/鈴木
石田啓貴が鈴木圭一郎の完全Vを阻止する金星
予選中から高いパワーを見せていて、準決勝戦では地元浜松の誇る速攻派である鈴木辰己との先行争いを制して勝利した石田啓貴が、この決勝戦では単独0ハンから快速逃走。昨年4月以来となる通算3度目のVに輝いた。それも、ハンデ差があったとはいえ鈴木圭一郎を破っての価値ある1勝であった。
鈴木圭は1周回バックストレッチでまず伊藤信夫と佐藤貴也を、2周回4コーナーで木村武之をインから捌き、SGタイトルホルダーは全員退けた。そして4周回ホームストレッチで2番手まで上がったが、逃げる石田啓の姿はおよそ20メートル前方。残り2周で5メートルほどまで差を詰めたのはさすがだったが、追い上げの効きにくくなる熱走路でもあり、今節4戦4勝の完全Vはならなかった。ただ、今月25日に開幕する次節『G2浜松記念 曳馬野賞』へつながる道筋は付けたといえそうだ。
文/鈴木
早津康介が通算3度目の優勝
スタート力は高い方で、捌くレースもできるがどちらかといえば速攻タイプに近い早津康介。この決勝戦でも出足は決して遅くなかったが、スタート直後は10メートル後ろの森且行と黒川京介に1~2車身差まで接近された。しかし叩かれることはなく態勢や走りのリズムを崩すことなく、1周2コーナーから力強く立ち上がって後続を突き放すと、自身の同ハン内枠から先行して逃げていた小椋華恋を4周回1コーナーで差して先頭へ立った。
黒川は10線5車から先制して追撃する形になったが、3周回バックストレッチで森が捲って3番手を奪取。そして5周回1コーナーで小椋の内へ突っ込んで2番手に上がったかと思われたが、2コーナー立ち上がりで外へ流れてしまい小椋が再び2番手へ。この競り合いの間に先頭との車間が大きく開き、早津康は20メートル近い大差をつけて1着ゴール。2023年4月ぶり通算3度目の優勝を果たした。
4番手を回っていた黒川は終盤に森へ再接近しかけたが、後方から追い上げてきた若井友和が6周回2コーナーからの立ち上がりで森と黒川のインに攻め込んで3着。10線5車の中で試走タイムが最も遅かったこともあり車券オッズでは人気を得られなかったが、さすがの底力とテクニックを示した。
鈴木圭一郎が今年3度目の優勝へ突き進む!
連日、上がり一番時計をマークしている鈴木圭の本命は揺るがないだろう。20線大外に置かれたが、枠ナリ以上のスタートを決める。その後も待ったなしの攻めで一気に先頭まで突き抜ける。相手探しは難解。0ハン単騎の石田は、暑い時間帯だった準決の5Rでも悪くないタイムをマークしており、優勝戦でも序盤から自分のリズムで走れるのは大きなポイント。20線勢が競り合う展開になれば、そのまま押し切りまで考えられる。
前節からの好調が続いている遠藤も悪くない。準決では鈴木圭に敗れたとはいえ、初日から連勝を決めている。優勝戦では石田を追って絶好の展開になるので残り目十分。鈴木圭以外の20線勢はとにかくスタートが大事。この並びのメンバーの中で遅れを取ると致命的だ。最内の笠木の先行もありそうで、準決同様に力強く進んでいくか。佐藤貴は初日から3連勝での優出。スタートで鈴木圭を張って出れば完全優勝も見えてくる。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 1 石田啓貴
△ 2 遠藤誠
△ 7 佐藤貴也
▲ 4 笠木美孝
おすすめの買い目
8-1247-1247
穴なら 石田の大逃げだ
1-2478