
絶好の枠から久門徹がダッシュ!
今回は『SB戦』と銘打っての伊勢崎アフター5開催。
B級保永高男が0ハン単騎で、40mに6車が並ぶ優勝戦。最近の動きが良くなった久門徹が初日から2連勝と気を吐いてる。SGホルダーでもあり、この位置は内枠すぎる印象を受ける。同じく2連勝の松本康もコメントは控えめながら好感触を得てる様子。この両者に外枠の川口ライン、上和田拓海と山田達也が追って行く展開となりそう。怖いのは最インの田中賢で、前と40m差があり思い切りスタートが切れる利がある。ハンデからは保永高男なのだが、いかんせん力の差は歴然。走路が濡れれば加賀谷建明にもチャンス。
久門と松本康を本線に田中賢と外枠の川口ラインへ流してみたい。
◎ 3 久門 徹
○ 5 松本 康
△ 2 田中 賢
▲ 7 山田 達也
穴 6 上和田拓海
おすすめの買い目
3=5-2、3=5-7、3=5-6
穴なら
6-2357-2357
雨なら
4-5-2367
地元エースの面目躍如
3連単のオッズは鈴木圭一郎が人気を集めたものの、金子大輔や篠原睦を首位に採った組み合わせ、試走で2号車の斎藤正悟を抜いた3号車の佐藤大地も上位人気に喰い込み、鈴木圭の絶対的1番人気とはならなかった。
決勝戦のスタートは3枠の佐藤大がダッシュ先行して逃げ態勢。しかし6枠の篠原が2番手発進から2周回3コーナーで捕えて先頭へ。続く4コーナーでは金子大もイン浮上して少し離れた2番手に。鈴木圭は3周目に3番手まで上がると、グリップ開け開けの走りで前の2車へ差を詰める走り。
5周回3コーナー。篠原に追いついた金子大が切り込みを狙ったが及ばず、スピードが下がり車間が開いたうえにライン取りを外してしまった。そこをすかさず鈴木圭が内へ入って2番手を奪うと、6周回4コーナーからの立ち上がりで篠原を切り返して遂に先頭へ立った。その直後に金子大も同様に内から抜こうと図ったが、そうはさせじと篠原がブロック。残りの周回は番手が入れ替わらずゴール。鈴木圭はゴールデンレース3連覇&通算V5を達成した。
文/鈴木
鈴木圭一郎に優勝の舞台が整った!
準決が重走路で行われた影響か、やや異色の顔ぶれとなったG1ゴールデンレースの優勝戦。となると、優勝戦が良走路での戦いになった場合、苦しい状況になる選手もいそう。
0ハン単騎に置かれた高塚は、ここ最近エンジンがずっと好調。スタートも早い方なので、10線勢に叩かれることは考えづらい。レース序盤は先頭を走り、ペースを上げたいところだ。10線のスタート争いは最内の斎藤正の先行か中枠から浜野淳が飛び出すか。大外から鈴木圭がカマシ気味に出ていくことも考えられる。
オート界のツートップ・青山周が準決で敗退したのは鈴木圭にとって大きな利点。スタートで10線から3~4番手には出ていけそうで、G1の優勝戦で8周回になるのも有利に働く。地元ファンの期待に応えて先頭までいきそうだ。相手は金子大。レース運びの巧さに加え、スタート力もアップしている。鈴木圭を張って出るようなら先手の攻めで優勝もある。篠原も同様に、外枠2車に先行して速攻を決めるようだとチャンス十分。今節の仕上がりはそこまでではないが、浜野淳がエンジン仕上げてくるようだと勝負強さを発揮できる。怖いのは佐藤大。記念初優出ではあるが、トップスタートから高塚を一発で交わすと金星もあり得る。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 7 金子大輔
△ 6 篠原睦
△ 5 浜野淳
▲ 3 佐藤大地
おすすめの買い目
8-3567-3567
穴なら 佐藤大の一発
3-5678
9R...木村武之の状態が安定している
3日目の雨は苦戦したが良走路2連勝中の木村武之がスタートの切れ味も良好で、早めに好位置へ上昇しそうだ。荒尾聡は機力は今ひとつだが出足は悪くなく、木村武に乗って出よう。今シリーズ快調な川口2車はハンデが重化したぶん評価が下がり、浜野淳の速攻や青島正樹の追い込みに注意したい。
◎ 7 木村武之
○ 8 荒尾聡
△ 6 浜野淳
▲ 5 青島正樹
穴 1 高塚義明
おすすめの買い目
7-8=651
穴なら 良いタイヤを見つけたと語る高塚義明が逃げ残るか
1=7-865
10R...29期が早めに仕掛けそう
良走路2日目の大敗が不安要素ではあるが、クランクを戻して調整すると語った金子大輔がエンジン立て直してくることを期待。平田雅崇が3日目は早めに番手を上げて快勝しており、この29期2名による争いか。ともに準決勝戦でハンデ重化したがスタート切れている佐藤大地と深谷俊太が主導権。桝崎陽介と三浦康平の28期も出足は上々だ。
◎ 8 金子大輔
○ 5 平田雅崇
△ 1 佐藤大地
▲ 3 桝崎陽介
穴 2 深谷俊太
おすすめの買い目
8-5=132
穴なら 深谷俊太は2日目に本走タイム3.418秒で圧勝している
2=1-5836
11R...青山周平が優出圏内へ
3日目の雨は苦しんだが良走路2日目の動きから青山周平を信頼。森下輝が充実しているが準決勝戦でハンデ重化して出足に不安。中村友和は「スタート切れている」と3日目のレース後に語っており、10線から3~4番手に出られれば好勝負できる。
◎ 8 青山周平
○ 4 中村友和
△ 1 森下輝
▲ 7 篠原睦
穴 2 花田一輝
おすすめの買い目
8=4-172
穴なら 花田一輝はハンデ重化したが森下を叩いていきなり逃げ態勢に入るか
2=1-874
12R...鈴木圭一郎がスピードを発揮
初日のドリーム戦を好時計で快勝した鈴木圭一郎が快速の追い込み。岩見貴史のスタートが切れている。中山光は出足に難点あるが車速は優秀。ハンデ重化しても単騎の逃げ展開なら片岡賢児の激走ある。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 5 中山光
△ 6 岩見貴史
▲ 7 佐藤貴也
穴 1 片岡賢児
おすすめの買い目
8=5-671
穴なら 防御力ある五所淳が外枠勢の進みを鈍らせるようだと0ハン片岡賢のチャンスが増大
1-8=567
文/鈴木
黒川京介が同期のライバルをくだした
朝から雨が降り続けた開催最終日は、今節初日に続いての重走路で実施された。3連単の人気は黒川京介が中心、佐藤摩弥の首位にも票が集まった。
予選中からスタート切れていた早津圭介が0ハン2車並びの内枠から大きく先行。雨走路の連対率が低い重富英雄や平川博康は頑張っていたが徐々に離され、30線3車並びの最内枠から先行した泉田修佑がどんどん番手を上げていく。
黒川京介は、スタート後に加速の付かなかった10メートル前20線の中野憲人をよけるように大きく回って、泉田に続く2番手発進。1周回3コーナーで同ハン佐藤摩弥に半車身ほどインに入られそうになったが、グリップを開け足して前へ出させなかった。ここが勝敗を分けるポイントのひとつになった。
泉田は順調に番手を上げていくと3周回ホームストレッチで早津圭を捌いて先頭へ立つ。しかし2周目あたりから影を踏むようにマーク追走していた黒川が5周回バックストレッチで豪快に捲って首位。4月20日の川口デイレースぶりとなる通算23度目の優勝を飾った。まだ5月に入ったばかりだというのに早くも今年7度目のVは驚異的だ。今月下旬の地元ナイターG2『川口記念』への良い足掛かりを作れたといえよう。
文/鈴木