高橋貢が完全V
初日の第1レースを除いて4日間すべての競走が雨で実施された今シリーズ。高橋貢が4戦4勝で無敵の強さを見せ付けた。
単独0ハン北渡瀬充が逃げ態勢。マークした清水卓がイン飛び込んだがコーナー回りきれず、再び北渡瀬が先頭へ。3番手で仕掛けるチャンスをうかがっていた竹本修の内へ突っ込んだのが高橋貢。そしてあっさり首位に立つと、通算218回目の優勝ゴールを決めた。
上位人気に推された新井恵匠はレース後半に番手を上げたが離れた3番手まで。松本康は武器のスタートが決まらず後方のままで終わった。
文/鈴木
高橋貢が無敗の完全Vへ
初日から3日間続いた雨を危なげなく全勝してきた高橋貢が決勝戦も制して無敗で今節の頂点に立つ。最終日4日目は曇りときどき雨の予報だが、高橋貢は天候によるプラスマイナスなどない。どんな条件でも王者の走りを見せる。
30線の先行争いは松本康が飛び出すか。10メートル前が不在なので前に詰まる心配がなく、発走直後からスピードを上げて進めそうだ。
意外性があるのは北渡瀬充。ハンデが通常より20メートルも重かった前節とは見違える走りをできている。清水卓が同ハンを抑えるような形になれば一段と有利な展開になる。
◎ 8 高橋貢
○ 7 松本康
△ 1 北渡瀬充
▲ 2 清水卓
穴 4 竹本修
おすすめの買い目
8-7=124
穴なら
4=7-812
文/鈴木
24:30分の男 丸山智史が2節連続優勝
追加あっせんだった今回の丸山智史がSGホルダー岡部聡とのマッチレースを制するかに焦点集まった優勝戦。2連単人気は6-5、6-2、3連単は6-5-2、6-5-4。
単騎0ハン山下知秀の逃げで始まったが、ペース上がらず初優勝狙う松尾彩に交わされてしまう。丸山智がピタリと付け回りイン攻め、これで松尾彩の初Vの夢は断たれた。3番手に岡部聡の姿が見えたが時すでに遅し。丸山智は前節のオーバーミッドに続いての優勝で今年2度目のVは通算V12。
このあとは9月の伊勢崎G1ムーンライトチャンピオンカップに参戦予定。
心躍る! 長田稚也に小林瑞季が競り勝つ
比較的にフレッシュなメンバーが揃ったダイヤモンドレース優勝戦。一番試走を出したのは青山周平でも鈴木圭一郎でもなく今回ポスターの顔、長田稚也だった。昨年獲ってる大会だけに長田稚としても気合が入らないハズはない。ただ、人気は鈴木圭と青山周の7-8に集まり、長田稚からの2-7も10倍を切るオッズ。3連単は7-8-2、7-8-5が上位人気。
スタートは長田稚が好発進も内枠から小林瑞が張って出る。道中で長田稚は小林瑞に仕掛けるが小林瑞も負けじとやり返す。何度かデッドヒートを繰り返すが、終盤は長田稚のタイヤが悲鳴を上げていた感じ。3番手の荒尾聡は前の2車へ割り込むまでは行かなかった。鈴木圭はスタート浮かせたあげく、佐藤励にコースをふさがれ青山周と競り合う格好になってしまう。
3連単1-2-5は13910円で2連単1-2は3000円と意外につかない印象だった。
小林瑞季はダイヤモンドレース初載冠。「やる気・元気・瑞季」で自身3個目のG1タイトル。
永島潤太郎が先に軽ハン勢を退ける
準決勝戦の永島潤太郎は、先に抜け出した松井大和をなかなか射程へ入れられないうちに岡部聡に追いつかれて捌かれたが、決勝戦は山下知秀に離される矢野正剛を直撃で交わして早めに先頭をうかがう展開を作れそうで、速攻に期待する。
岡部聡は初日の仕掛けは素早かったが、決勝戦は丸山智史に先回りされそう。松尾彩は準決勝戦で早めに2番手まで上がっても山下の逃げを捕まえられず、優勝するには大幅な上積みが欲しい印象だ。
◎ 3 永島潤太郎
○ 6 丸山智史
△ 5 岡部聡
▲ 2 矢野正剛
穴 1 山下知秀
おすすめの買い目
3=6-521
穴なら 2011年以来の優勝へ山下知秀が渾身の逃げを打つ
1=3-652
文/鈴木