中村雅人が2節連続VでSGへ向かう
もともと先行力の高い小林瑞季や準決勝戦でスタート決めた中山光が先に進んだとしても、今節3日間無敗の中村雅人が道中で捌く。
先月下旬から決め手が上向いている青木治親とキューポラ杯から好調の続いている高橋義弘が0ハン岡谷美由紀を捕えにかかる。
不安定な天候が続いており、準決勝戦と同様に加賀谷建明へ恵みの雨は降るか。
◎ 8 中村雅人
○ 4 高橋義弘
△ 1 岡谷美由紀
▲ 3 青木治親
穴 5 中山光
おすすめの買い目
8-4=135
穴なら
5=8-13
文/鈴木
藤川幸宏が7年ぶり優勝
他者より頭ひとつ抜け出た試走タイムを出した長田稚也が1番人気。しかし発走すると長田稚の外枠から佐藤貴也が強烈な飛び出しを決めて、1周回バックストレッチで田中正樹と丹村司の間に割って入ると、穴人気の押田和也へ2周回1コーナーで突っ込み、軽ハン2車の逃げを追う展開に持ち込んだ。
しかし藤川幸宏の逃げペースは速かった。文字通り影をも踏ませぬ逃走劇で大差の圧勝。2017年4月以来5度目の優勝を飾った。
文/鈴木
中原誠の逃げ切りに期待!
青山周が敗れる波乱があっただけではなく、軽ハン勢の活躍が目立った飯塚ナイターの準決。優勝戦はバラエティに富んだハンデ構成になった。優勝戦と同じ12Rで準決を走った中原はエンジン状態良好。優勝戦でもハイペースの流れを作りそう。10線単騎の藤川幸も離されずに付いて行くと重ハン勢は追い込みが届かないケースが出てくる。
20線3車は枠ナリ発進か。押田和も田中正も直線の伸びは良く、後続の車に射程に入らせない走りができそう。今回の優勝戦は重ハン勢が苦しむとみて、軽ハン勢を重視したい。準決で青山周を振り切った中原が、優勝戦でも先頭を譲らずゴールしそう。藤川幸が中盤までは付いていくも20線勢が襲い掛かる。その一番手は押田和。その流れに乗って田中正も割り込んでくる。厳しい展開になりそうな30線勢では実績から佐藤貴を重視する。丹村司は序盤である程度の位置に付けられれば。
◎ 1 中原誠
○ 3 押田和也
△ 4 田中正樹
△ 8 佐藤貴也
▲ 5 丹村司
おすすめの買い目
1-3458-3458
穴なら 速攻を決めた時の田中正
4-1358-1358
鈴木圭一郎が走力の高さをこれでもかと見せつけた!
良走路で始まった山陽最終日だが、第5Rの試走後に雨が降り一時は重走路になった。しかし、そこから走路が徐々に回復し、優勝戦は良走路で行われた。試走一番時計は鈴木圭の30、次いで鈴木宏の32。他は36~39と数字を落としていた。
0ハン単騎の田中崇は序盤からペースを上げ、大きなリードを作れた。レース中盤は吉松憲が重富を交わし2番手に立ったが、前を走る田中崇は遥か彼方。中団を冷静に捌いていた鈴木圭は吉松憲を交わし2番手に立つ。この時も、先頭を走る田中崇との差は大きかった。残り2周で追い詰めることはできても追い抜くまではどうかという距離。しかし、結果的にはゴール前でチョイ差しが決まり鈴木圭が田中崇を捕えてみせた。
絶望的とも思えた車間を詰めて優勝した鈴木圭は驚異。一度雨が降って走路温度が下がったことは、追う側の鈴木圭にしてみれば有利に働いたか。それでもあれほどの差を克服したのは見事だった。鈴木圭は前節の山陽G2に続いて連続優勝となり、次のSGオートレースグランプリに大きな弾みがついた。
異次元の強さを見せている鈴木圭!
熱走路で各選手が苦しんでいる今回の山陽オート。試走も上がりタイムも出づらい状況になっているが、全国ランク2位の鈴木圭だけは全く影響を受けていない。夏場とは思えないタイムを叩き出しており、エンジンも乗り手も最高潮。どんな展開になっても捌き上げていくだろう。
相手に挙げたいのは0ハン単騎の田中崇。今節はここまで3連勝。良い逃げっぷりを見せており、後続が少しでも競り合うような展開になれば初優勝も十分ある。今回で優出は2度目だが、前回は準優勝だった。優勝を決められるだけの実力は身に付いている。その田中崇を追って展開が良いのは重富。3節前から状態が上向いており、ここまで中止になったレースを除けば4連勝中。2021年5月以来の優勝を狙う。展開面では矢野も有利。外枠の吉松憲には先行できそうで、前2車を早めに突破できればチャンス。鈴木宏は内枠の利で先行し、鈴木圭に先手先手の攻めが決まれば。
◎ 7 鈴木圭一郎
○ 1 田中崇太
△ 2 重富英雄
△ 3 矢野正剛
▲ 6 鈴木宏和
おすすめの買い目
7=1-236
穴なら 田中崇をマークから差しを狙う重富
2-1367-1367