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鈴木圭一郎が走力の高さをこれでもかと見せつけた!
良走路で始まった山陽最終日だが、第5Rの試走後に雨が降り一時は重走路になった。しかし、そこから走路が徐々に回復し、優勝戦は良走路で行われた。試走一番時計は鈴木圭の30、次いで鈴木宏の32。他は36~39と数字を落としていた。
0ハン単騎の田中崇は序盤からペースを上げ、大きなリードを作れた。レース中盤は吉松憲が重富を交わし2番手に立ったが、前を走る田中崇は遥か彼方。中団を冷静に捌いていた鈴木圭は吉松憲を交わし2番手に立つ。この時も、先頭を走る田中崇との差は大きかった。残り2周で追い詰めることはできても追い抜くまではどうかという距離。しかし、結果的にはゴール前でチョイ差しが決まり鈴木圭が田中崇を捕えてみせた。
絶望的とも思えた車間を詰めて優勝した鈴木圭は驚異。一度雨が降って走路温度が下がったことは、追う側の鈴木圭にしてみれば有利に働いたか。それでもあれほどの差を克服したのは見事だった。鈴木圭は前節の山陽G2に続いて連続優勝となり、次のSGオートレースグランプリに大きな弾みがついた。