位置が良い田中正樹を狙う
0ハン両名とも直線の威力が高く、出たナリ決着は好配当を望めそうだが、すんなり先手を取れそうな田中正樹が速攻で先頭まで突き抜けるか。
エンジン・タイヤともに準決勝戦の状態で行けると語った阿部仁志が初優勝へスタート勝負。
今節スタート良い桝崎陽介が一気に捲って行くシーンも一考したい。
◎ 3 田中正樹
○ 6 桝崎陽介
△ 4 阿部仁志
▲ 1 占部健太
穴 5 鈴木将光
おすすめの買い目
3=6-415
穴なら
1-2=345
文/鈴木
黒川京介が若獅子杯初制覇!
レースは最内の野本佳章が先行したが、2枠の泉田修佑が交わして逃げに入る。すぐ後ろでは黒川京介が様子をうかがっていた。そして、5周目に入るところで黒川が泉田をまくっていく。青山周平も差しで続いたが黒川との差を詰めることはできず、逆に鈴木圭一郎に差し込まれてしまう。その間に黒川はリードを広げ先頭ゴール。準優勝は鈴木圭だった。
先頭に立ってからは更にペースを上げた黒川。上がりタイムは3・324。走路状態が良く、冬場でタイムが出やすい条件だったとはいえ見事な数字。山陽では昨年、GII小林啓二杯を制している。2019年にはGIスピード王決定戦も制しており、山陽は得意な走路となったことだろう。この後は浜松で一般開催を経て、地元でSG全日本選抜オートレースが待っている。そこへ向けて最高の状態で臨めそうだ。
青山周平が若獅子杯を初制覇へ
3日目を戦い終えた時点では「混戦向きの仕上がり」と語っていた青山周平が、準決勝戦は試走も本走も予選中より速いタイムで快勝し、高速レースでも混みあう展開でも対応できるエンジン状態に至ったと判断した。
鈴木圭一郎はスタートで内どなりの鈴木宏和や黒川京介、外枠の青山周より先回りする展開を作れれば、一気に抜け出してペースを上げて先頭でゴールするシーンも十分にあろう。
その鈴木宏や松本康もグレード初優勝を狙えるレベルの機力を獲得。あとは発走~道中の展開次第。
野本佳章と泉田修佑は8周戦の経験の少なさが大一番で響きそうな懸念あり。
今節の黒川は前節の川口ナイトレース時ほど仕上がり度が高くない印象。
3大会前の2020年に若獅子杯を制した丸山智史が、今回の準決勝戦で素早い攻めを見せており、決勝も魅力的な枠番ゆえ外せないところだ。
◎ 8 青山周平
○ 7 鈴木圭一郎
△ 3 丸山智史
▲ 4 松本康
穴 5 鈴木宏和
おすすめの買い目
8=7-345
穴なら
3=5-7841
文/鈴木
予選3日間無敗で準決勝戦へ進んだのは36期の吉林直都ただ1人。
9R...スタート力がモノをいう
野本佳章が猛爆スタートから0ハン青木隆浩を叩いて主導権。3日目は後手を踏んだ佐藤励も大会連覇へ速攻勝負。
鈴木宏和が10線トップスタート行って同ハンの反撃を道中抑え続ける展開になると、青木隆浩に残り目が出てくる。
◎ 3 野本佳章
○ 5 佐藤励
△ 8 鈴木宏和
▲ 7 上和田拓海
穴 1 青木隆浩
おすすめの買い目
3=5-87
穴なら
1-8=562
10R...長田稚也がスタート張り込む
大外枠でもカマシ見込める黒川京介だが、捌きある長田稚也が反撃みせそう。吉林直都のエンジンが超抜に出ている。
伊藤正真が中枠からダッシュ決めるようだと外枠勢より先に抜け出すケースある。
◎ 7 長田稚也
○ 8 黒川京介
△ 1 吉林直都
▲ 3 岩田裕臣
穴 5 伊藤正真
おすすめの買い目
7=8-135
穴なら
5-1=78
11R...3日目は敗戦も青山周平を信頼
3日目は鈴木圭一郎に捌かれた青山周平が車を仕上げてくるか。中山光のエンジンが強力。丸山智史が山陽新走路の実戦経験豊富で注目。
前節の山陽ナイターで好時計をマークした松尾彩が大穴候補。
◎ 8 青山周平
○ 7 小林瑞季
△ 5 丸山智史
▲ 6 中山光
穴 3 松尾彩
おすすめの買い目
8-7=56
穴なら
3=8-57
12R...鈴木圭一郎が勝って優勝戦へ向かう
今節の予選で本走タイム3.33秒を連発した鈴木圭一郎の相手は、先月に山陽で大活躍した泉田修佑。佐藤摩弥は本走タイム見劣るが底力は上位。
出足に難点ある森本優佑が遅れずに出ると鋭い突っ込み見せるシーンも。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 3 泉田修佑
△ 5 藤岡一樹
▲ 7 佐藤摩弥
穴 4 森本優佑
おすすめの買い目
8-3=57
穴なら
4=8-53
文/鈴木
中村雅人があっさりと逃げ切った!
0Mオープンの最内から中村雅人が先行した。結果的には中村雅がそのまま先頭を譲らず優勝。準優勝は掛川和人。1周バックストレッチで篠原睦を捲ると、そこからは後続が競りかけてきたが、最後までブロックできていた。人気に推された永井大介は、スタート直後に篠原と接触しかけて後退。早々に上位争いからは離脱となった。若井友和も1周バックストレッチでインに潜り込もうとしたが、篠原のインに入り切れず後退した。加賀谷建明は平田雅崇を差したものの、掛川を攻略できず3着までが一杯だった。
中村雅は文句のないレース運びだった。スタートも切れたし、上がりタイムも申し分なかった。次の出走は浜松一般開催。そして、その後は川口でSG全日本選抜オートレースが控えている。今回の優勝は、そこへ向け良い弾みがついたのではないか。