安定感ある若井友和に期待する!
今回の川口オートは4日間の一般開催。前回の川口から連続参戦となる選手もいるし、遠征から帰ってくる選手もいる。そして、永井大介が久々に戦線復帰。どのようなシリーズになるのか。
今回出場する中でランクトップは若井友和。記念開催の遠征が2つ続いていたが、前々走の伊勢崎GIでは優勝戦まで進み3着。前走の浜松プレミアムカップでは優勝戦までは進めなかったものの、エンジン的にはそこまで悪くなさそうだった。今回はランク最上位者として力強い走りに期待がかかる。
先述の永井大介は8月に行われたSG以来のレース。そこでは初日から3連勝を決めていたが、4日目に被害があって落車。エンジンに関しては不透明な部分も多いが、SGの前は川口で優勝していたので、落車による悪影響がなければ楽しみな存在。小林瑞季と山田達也は2節前の川口以来。小林瑞は予選準決を順当に通過し優勝戦まで進んでいた。そこでは6着だったが、エンジンも乗り手もおおむね良好。山田達は準決3着で優出はならなかったが、シリーズ中は上位着が続いていた。エンジンは悪くなさそう。
上和田拓海は前走で初日から2着を3本並べたが、準決は5着と悔し涙を飲んだ。それでも今期からS級に復帰したので、それに見合うだけの走りを見せてくれるだろう。中山光も今期からS級に復帰。スタートを含めてレース序盤の展開作りに課題を残すが、一度軌道に乗ると強烈なスピードを披露することがある。掛川和人は久しぶりにS級に復帰。昔から変わらず熱心にオートレースに取り組んでいる。
外来S級では長田恭徳に注目。川口は連続参戦で、前回は準優勝だった。優勝戦は重走路だったが、車の動きは良かったし、予選準決の良走路でも好走を見せていた。夏場は苦しんでいたので、季節の変わり目であるここから巻き返しを図りたい。岡部聡と角南一如はエンジンもう一つ。整備で立て直せるかがカギになる。
前回の川口で優出していたのは長田恭以外に小栗勝太、青木隆浩、松尾彩。5日間の開催で、小栗は初日から準決までオール連対で優勝戦もチャンス十分だったが、重走路に対応できず6着。良走路での競走なら今回も活躍できるだろう。青木隆は2節前から状態上向き。優勝戦は7着だったが、準決までの4走は全て車券に貢献できていた。松尾彩は優勝戦で8着。ただし、予選準決の動きを見ると、人を抜いていくレースでも結果を残せるようになっていた。今後の成長が楽しみ。
森且行は今期からA級にランクされている。連続優出が続いていたが、前走では準決7着で途切れてしまった。ただ、準決までの3走はしっかり走れていたし、エンジン面は問題なさそう。小椋華恋は前走の準決3着で優出はできなかったが、だいぶ1級車での走りが掴めている様子。同期の佐藤励は、前走の浜松プレミアムカップで揉まれて底力をアップしている。
B級では永島潤太郎が楽しみ。前期のA級から今期はB級になってしまったが、走力が落ちているわけではない。前走の飯塚ではオール連対の準優勝だったし、川口では前回出場時に優勝している。B級だとハンデ的に恩恵を受けられるので、それを生かして更に好成績を収めるだろう。
※10月6日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-9(25期)〕
永井 大介〔川口 S-12(25期)〕
山田 達也〔川口 S-23(28期)〕
上和田 拓海〔川口 S-24(34期)〕
小林 瑞季〔川口 S-29(32期)〕
長田 恭徳〔山陽 S-35(32期)〕
小栗 勝太〔山陽 A-190(32期)〕
永島 潤太郎〔山陽 B-17(35期)〕
鈴木圭一郎がGII浜松記念曳馬野賞の初代王者へ!
浜松オートで行われているGII浜松記念曳馬野賞は優勝戦のメンバーが出揃った。重走路で行われた準決を通過した8人はさすがの顔ぶれ。優勝戦の日も雨予報が出ているので、レース展望も重走路を想定して行う。
優勝戦のハンデ構成は10Mオープンで最内から岩科鮮太、中村友和、別府敬剛、鐘ヶ江将平、浦田信輔、丹村飛竜、金子大輔、鈴木圭一郎となった。
肝心のスタート争いだが、鈴木圭以外に強烈なスタート巧者はいないので、8枠から鈴木圭のトップスタートも考えられる。そうでなければ枠ナリ発進か、準決で好スタートを決めた浦田の先行か。鐘ヶ江や丹村の飛び出しも十分考えられる。
ここでは鐘ヶ江が4枠から先行すると想定し、それに浦田、丹村が乗って出るとする。鈴木圭も4番手以内にはスタートを決めそうで、序盤に好位置につけるとみた。準決のレースの流れを見ると、レース序盤で決着がつきやすい傾向があった。つまり記念レースの優勝戦で8周回になるとはいえ、3~4周目あたりでほぼ態勢は決まりそう。鐘ヶ江や丹村がどこまでペースを上げられるかがポイントになりそうだが、ここは鈴木圭が早めに勝負をかけてきそう。レース中盤までには先頭に立ち、そのまま押し切るとみた。そこで、当ブログでの本命には鈴木圭を挙げる。
相手は鐘ヶ江。トップスタートが望めそうで、序盤でリズムを掴むことができれば、マイペースでの逃げ切りもある。スタートで遅れを取ったら厳しくなるが、いきなり先頭を走れれば優勝のチャンスはグッと広がる。次に丹村。準決では好ダッシュを決め、最後まで先頭を走り続けた。同じような展開になれば鈴木圭を振り切ることも可能。とにかくスタートが大きなカギになる。そして金子。準決ではスタートで好展開を作れなかったが雨巧者、そして地元の利で追い上げを見せていた。8周回での戦いが有利に働くのはこの金子だ。強烈な追い上げに期待。最後に浦田。やはり準決では見事なスタートを決めて勝利。以前は重走路を苦手にしていたが、近況はだいぶ乗れるようになっている。元々、浜松は相性のいい走路だし、優勝戦でもスタートが決まると勝負になる。内枠の3車もスタート次第で好走可能だが、今節の3日目までは最重ハンの10M前で走っていたように実力的には劣勢で、この優勝戦では評価を下げた。
◎鈴木圭一郎
○鐘ヶ江将平
△丹村飛竜
△金子大輔
▲浦田信輔
前回好調だった選手には特に注目!
飯塚オートはリレー開催。それもミッドナイトレースが連続して行われる。前回出場した選手がそのまま参戦となり、優出した選手は良い流れのまま初日を迎えることになる。前回活躍した選手を中心に紹介していく。
まず優出組の7人から。その中でランクトップは有吉辰也。初日の重走路では1着だったが、準決の良走路はかなり苦しい展開になった。それでも最後は底力を発揮して2着でゴール。なんとか優出してみせた。準決の動きからするとエンジンの底上げは必要だが、スタートの切れは良かったので、同ハンに数車並んだ大外からでも1周目で好位置につけることはできる。もちろんエンジンの上積みができれば実力ナンバー1の存在感を示すことができるだろう。
他にS級では岩見貴史と滝下隼平が優出していた。岩見は初日から連勝。初日の重走路でも良い走りをしていたし、準決でも車の進み方は良かった。スタートも安定して切れているし、その前の節でも優勝戦まで進んでいる。今はエンジンも乗り手も良い状態。この流れはしばらく続きそう。滝下は初日こそイマイチだったが、準決では大幅に修正ができていた。優出へは1着が条件だったが、滝下らしい強烈な追い上げを見せていた。今は走路温度が下がりつつあるし、ミッドナイトの時間帯なら滝下本来の力を発揮できる。
A級からは3人優出していた。村瀬月乃丞は初日から連勝で優出。準決では上がり3・419の好タイムをマークしていた。2級車とはいえ、最重ハンの40M前の選手がこのタイムを出したら後続はかなり苦しくなる。単騎の0ハンで走れる限りは好成績を残せるだろう。その速い流れについていき、準決を2着で通過したのは阿部仁志。村瀬との差が詰まらないでいたが、上がりタイムは3・399出ていた。エンジンの仕上がりとしては十分ある。辻大樹は準決で20線に3車並んだ大外から好ダッシュ。逃げる佳元光義を早めに捕らえ、有吉の追いを振り切っていた。得意の速攻が決まっている。
B級からは北原岳哲が優出。まだ人を抜くレースは勉強中だが、一人で逃げる展開ならスピードに乗って走ることができる。タイムも徐々に良くなっており、着実な成長を見せている。今回もレース展開次第では楽しみな存在。
惜しくも前回は優出できなかったが、他のS級陣も気配は悪くない。中村杏亮と長田稚也は、準決で村瀬が速い流れを作り苦戦したが、試走タイム自体はしっかり出ていた。中村杏は初日の重走路で1着。良走路でもスピードある走りを披露しているが、重走路でも高い連対率を誇っている。長田稚は初日の良走路で1着だったし、試走タイムも29が出ていた。エンジン状態は良いし、攻めの方も積極的。篠原睦は準決で序盤の仕掛けが決まらなかったが、エンジン自体はそう悪くない。いつものスタートが決まれば上位着でまとめられるだろう。
※10月5日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-17(34期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-22(29期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-47(28期)〕
村瀬 月乃丞〔飯塚 A-206(36期)〕
北原 岳哲〔飯塚 B-37(35期)〕
今期から鈴木圭一郎が全国ナンバー1!
浜松オートでGII浜松記念が開催される。地元S級は層が厚いが、外来からも強力な選手が参戦しており、その牙城を守るのは簡単ではない。優勝争いに名乗りを挙げそうな選手をピックアップする。
今期から全国ランク1位に返り咲いたのは鈴木圭一郎。前走は伊勢崎のSGで、約50日ぶりのレースになる。その時は優出3着。予選道中も安定した成績を残していた。気候はだいぶ変わってきているが、地元なのでしっかりとエンジンを合わせてくるだろう。当然の優勝候補筆頭となる。
金子大輔と佐藤貴也の29期コンビはエンジン状態まずまず。共に前走の一般開催では優出を逃したが、その前のGIでは優勝戦まで進んでいた。金子は的確な捌きでの追い上げに、佐藤貴はスタート一気からのイン強攻に期待できる。鈴木宏和もGIでは優出していた。優勝戦は好スタートを決めたものの、道中で番手を下げ4着。それでも予選準決はオール連対で通過していたので、エンジン面は問題ない。そろそろ記念レースのタイトルを獲得してもおかしくない頃。
伊藤信夫もエンジンはおおむね悪くない。前走の伊勢崎では準決4着だったが、その前の浜松では優出していた。試走タイムもしっかりと出ており、伊藤信らしいスピードを発揮できる状態にある。青島正樹も9月に入ってからは大きく崩れることなく、上位着でまとめられている。変わらぬイン走法が強み。3節前にエンジン乗り換わってから連続で優出していた木村武之は、前走の伊勢崎一般開催では凡走が続いた。多少の不安はあるが、地元でのレースなら大丈夫か。
外来勢で最も勢いがあるのは黒川京介。前走の川口では優勝を決めていた。その前の浜松GIでは初日から4連勝し、優勝戦は2着の準優勝だったので、当地との相性も心配ない。自身5度目の記念タイトルへ向け視界は良好だ。早川清太郎も好調を保てている。前走の伊勢崎では準優勝。その前の川口でも準優勝。今年はまだ優勝がない点は気になるが、エンジン状態が良い今は十分優勝を狙える。
外来S級で、ランク的に最上位は佐藤摩弥。今期から6位にランクされている。浜松は3節連続での参戦になるが、前々走のGIでは優出している。前走の一般開催は初日の5着が響き、準決に乗れなかったが、後半2走は白星で締めている。浜松連続参戦の強みを生かしたい。荒尾聡もエンジンは長らく中堅上位を保てている。2節前の初日に落車したが、その悪影響はないし、前走の飯塚でも優出している。今回も爆裂スタートから強攻を見せてくるはず。他に田村治郎、浦田信輔、松本康、丹村飛竜、岩崎亮一などのS級勢もエンジン良くなれば車券圏内に浮上してくるだろう。
※10月3日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鈴木圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
金子大輔〔浜松 S-3(29期)〕
佐藤貴也〔浜松 S-4(29期)〕
鈴木宏和〔浜松 S-15(32期)〕
佐藤摩弥〔川口 S-6(31期)〕
黒川京介〔川口 S-20(33期)〕
荒尾聡〔飯塚 S-10(27期)〕
早川清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
この10月から新ランク適用!
前回の飯塚オートは久々に昼間の開催だったが、今回は再びミッドナイトに移行。レースの時間帯は変わるが、前回活躍していた選手は今回も楽しみ。ちなみに、今回はオール飯塚勢での戦いになる。
前回の飯塚で約1年半ぶりに優勝したのは久門徹。優勝戦は永島潤太郎が逃げる流れで楽ではない展開だったが、ゴール前でチョイ差しを決めていた。エンジンも乗り手も良い状態で今回に臨める。更に、この10月からA級にランクされることになっているので、ハンデ位置的に恩恵を受けられる。苦しかった時期の分までこれから取り戻したいところ。
その優勝戦には岩見貴史、越智尚寿、辻大樹も乗っていた。岩見は優勝戦で車の進み方が良くなかったが、予選準決は悪くなかったし、その前の節では優勝もしている。大きな流れで言えばエンジンは良い部類。越智は前々走のプレミアムカップから好調を保てている。走りに派手さはないが、レース展開の読みは巧く、堅実に車を押し上げることができる。辻もここ何節かはエンジン堅調。好スタートからの速攻で車券に絡むシーンが多い。
今回出場する中でランクトップは有吉辰也。10月からの新ランクでは、荒尾聡を抑えて飯塚トップに立っている。前走は準決4着で優出はならなかったが、予選中は動きが良かったし、前々走のプレミアムカップでは優出していた。3節前に落車しているが、その悪影響はなさそう。今回はランク最上位者として、その存在感を示すだろう。
篠原睦は前走が川口一般開催だった。ここでは準決だけ8着を取ったが、それ以外はオール連対。前々走のプレミアムカップでも悪くない走りを見せており、今回は優勝戦に進めるだけの状態にある。中村杏亮は前走の準決で4着だったが、それ以外の3走はオール1着。今期はS級の14位にランクされており、前期の40位からは大幅にアップした。それに見合うだけの活躍を見せている。長田稚也は前走こそイマイチだったが、ここ数ヶ月の成長っぷりは凄まじく、今期は初のS級レーサーとなった。滝下隼平はエンジンまずまずか。ミッドナイトならスピードある走りを見せられる。
他では速攻力ある藤川幸宏と青山文敏、鋭い捲りで番手を上げる田中進、パワーある攻めがウリの松尾隆広、復調の兆しが出ている高宗良次、A級に陥落し巻き返しを図る田中茂などにも注目だ。
※9月30日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-8(25期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-13(26期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-17(34期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-22(29期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-47(28期)〕
久門 徹〔飯塚 A-8(26期)〕
越智 尚寿〔飯塚 A-59(25期)〕