久しぶりの開催となる山陽オート!
山陽オートは走路改修に入っていたので8月18日以来の開催となる。好タイムが出やすい新走路、更に気候も冷え込んできてかなりのハイスピードバトルになりそう。
参加する地元S級は4人の予定。その中でランクトップは松尾啓史。前走の飯塚GIでは3日目に白星があったが、それ以外はパッとしなかった。ただ、エンジン自体はそこまで悪くはなさそうで、今回のような一般開催なら十分通用しそうだ。2番手は丹村飛竜。前走の飯塚では初日こそ白星だったが、その後は成績が良くなかった。それでも、その前のSGから試走タイムはそこそこ出ていたし、決して戦えない動きではなさそう。今回は久々の地元で、じっくりと整備で上積みを図る。
長田恭徳はエンジン状態まずまず。勝ち切れていないレースが多いのは気になるが、車券圏内には入ってこれている。もう少しエンジンの底上げができれば、白星も増えてくるだろう。角南一如はエンジンもうひと息。前節もフライングをしており、当面はスタートが慎重になる。唯一の好材料は気候の変化。走路温度がだいぶ低くなってきているので、角南のスピードが生きやすい条件にはなっている。
外来S級で最も強力なのは中村杏亮と長田稚也。どちらも前走は飯塚GIだった。中村杏は準決から動きが上向いて1着。優出を決めていた。優勝戦は好展開に持ち込んだが3着。それでもGIで優出3着の結果なら悪くはない。長田稚は準決3着で優出できなかったが、それ以外の4走はオール連対。その前の地元では準優勝だったし、更にその前のSGでも優出4着。エンジンはほぼ仕上がっているし、乗り手の自信も増している。
岩見貴史も近況は悪くない。前走のGIでも成績はまとまっていたし、ここ数節は大きな着を取ることはほとんどない。最大の武器であるスタートは切れているし、道中の仕掛けも決まっている。上和田拓海は、前走のGIでは成績こそイマイチだったが、試走タイムはよく出ていてエンジンは悪くなさそうだった。
A級ながら飯塚GIで優出していたのは丸山智史。優勝戦はスタート行けず、展開が苦しくなったが、準決までは良かったし久々に良くなってきた印象。石本圭耶もそのGIで健闘していた。準決だけ8着だったが、それ以外はオール連対。スタートもスピードも成長が見られている。大木光は前走の川口で優出6着。エンジン上昇と共に差しの鋭さも増している。10月の終わりごろからエンジンが良くなっているのは新村嘉之。ここ5節は上位着が続いている。後ろのハンデに強力車がいても、振り切れるだけのスピードが出ている。
※11月28日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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松尾 啓史〔山陽 S-16(26期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-25(29期)〕
中村 杏亮〔飯塚 S-14(33期)〕
長田 稚也〔飯塚 S-17(34期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-22(29期)〕
上和田 拓海〔川口 S-24(34期)〕
大木 光〔川口 A-20(28期)〕
丸山 智史〔山陽 A-23(31期)〕