若手からベテランまで織り交じりシリーズは形成!
山陽オートはリレー開催の予定だったが、前回のナイターは初日の11、12Rが中止。2日目以降も照明設備の不具合や台風接近の影響により開催中止。2日空いてのミッドナイトレースとなる。エンジン的に突き抜けた存在はなく、誰にでも優勝のチャンスが訪れる。
今回出場する中でランクトップは角南一如。前走の初日は4着と、走りはイマイチだった。近況のエンジンは、大崩れこそしていないもののもう一つピリッとしない状況。角南らしい強烈な捲りが見られていない。しかし、今回はメンバーが手薄なので、今のエンジン状態でも通用するかもしれないし、もっとエンジンを上向かせてくるかもしれない。どちらにしても上位争いに加わってくるのは間違いない。藤岡一樹も角南同様に走りのスタイルはスピードタイプ。近況のエンジンはまあまあといったところで、仕上がってはいないが時折りスピードに乗せて走ることができている。更にエンジンの底上げができれば優勝戦まで進出できるだろう。
エンジンが良い状態で安定しているのは満村陽司。ここ数節は上位着でまとまっており、ハンデ位置も今は魅力。このエンジン状態を保ち続けることができれば、安定した成績を残せるだろう。林弘明は前々走で優出6着。前走の初日は2着とエンジン状態はそこそこ良い。道中の走りも昔から変わらず落ち着いたレース運びができている。不安視されているスタートは変わっていないが、後ろの選手に叩かれることなく出れば、鋭い捌きで車群を交わしていける。
穴見和正と岡松忠のベテラン両者も健在。穴見は前々走の飯塚GIIで最終日に1着。前走の初日は4着だったが、イン一本の走りは変わっていない。どちらかと言うと混戦になるレース展開で持ち味を最大限に発揮できるだろう。岡松も前々走は飯塚GIIだった。ここでは尻上がりに状態が上向き、後半2走は共に1着。前走の初日も2着だったので、エンジン的には十分戦える状態にある。スタートの切れも悪くないので、速攻を仕掛けていくこともできる。
若手では永島潤太郎が力を付けている。前々走の飯塚GIIでは5走中4回、車券に貢献できていたし、1着も2回あった。スタートも巧い方。あとは競り合いになった時にどこまで気持ちで負けずに乗れるかどうかや、道中のレース展開の読みを身に付けていけるかどうか。その辺が総合戦力アップのカギになりそう。重富英雄はエンジン状態が良く、特に直線での車の進み方が良さそうだった。早めに先頭を走る展開になれば、強豪相手でも振り切れる機力がある。
B級では36期の石田啓貴が力を付けてきている。前走の初日は1着だったし、その前の最終日も1着を取っていた。ここからどこまでタイムを上げてくるか、また楽しみが増えた。佐伯拓実も前走の初日に1着を取っており、今後の動向が気になる存在。
※8月9日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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角南 一如〔山陽 A-6(27期)〕
藤岡 一樹〔山陽 A-12(29期)〕
満村 陽司〔山陽 A-51(26期)〕
林 弘明〔山陽 A-85(24期)〕
穴見 和正〔山陽 A-93(12期)〕
岡松 忠〔山陽 A-149(17期)〕
永島 潤太郎〔山陽 A-210(35期)〕
重富 英雄〔山陽 A-221(24期)〕