青山周平が連覇を狙って激走を連発する!
今年もこの時期がやってきた。伊勢崎オートでSGオートレースグランプリが始まる。ナイターの6日間開催なので、合計72レース楽しめることになる。その最終日の最終レースで走る8人は誰になるか。シリーズを展望していく。
全国ランク1位にして昨年の当大会の覇者は青山周平。前走の川口では優出4着だったが、その前の2節は伊勢崎で完全優勝を成し遂げていた。地元走路でのセッティングは見つかっており、今回も初日から良い状態でレースに臨めそう。大会連覇を目指すべく連日、快走を見せてくれるだろう。
地元の伊勢崎勢では他に高橋貢、早川清太郎が有力。高橋貢は前走の川口GIで優出。その前の地元でも優出しており、エンジンはある程度の位置で保てている。初日から順当な着取りを重ね、優勝戦まで進出してくるか。早川の前走は川口GIだった。3日目の7着が響き準決に乗れなかったが、それ以外の4走はオール連対。その前は地元で連続優出していたので、地元ならエンジンは問題ないか。西原智昭は今、スタートの切れが良いので短ハンデ戦が多い記念レースで活躍しやすい状況だ。
全国ランク2位の鈴木圭一郎も近況は好調。現在5節連続で優出中で、ほとんどのレースで車券に絡めている。SGはこれまでに14回優勝しているが、今回のオートレースグランプリだけは未冠。SGグランドスラムへ向け、気合満点の走りを披露しそうだ。同じ浜松地区には有力者が多い。佐藤貴也は3節連続優出中。その内、優勝が1回、準優勝が2回。ここ3節はオール連対の走りを見せている。同期の金子大輔も状態悪くない。前走の浜松では準優勝だったし、近況は優出するケースが多い。冷静な走りで番手を上げていくだろう。伊藤信夫は前走の浜松で優勝。最近では記念レースでも優出できており、大舞台で戦える機力は有している。鈴木宏和は前走の浜松アーリーレースで優勝。ここ5節は全て優出しており、その内3回の優勝がある。全国屈指のスタート力を武器にSG初優勝を目指す。
川口地区は加賀谷建明がランクトップだが、近況の動きはイマイチ。良い時は爆発的な走りができるので、まずは機力をアップさせておきたい。永井大介は前走の川口で優勝を決めた。エンジン的に余裕があるわけではなさそうだったが、レース巧者っぷりを発揮して結果を出してみせた。良い流れで今回に臨めるのは大きい。若手で元気があるのは小林瑞季と黒川京介。エンジンが良い今はスピードある走りができる状態。安定感からは中村雅人と若井友和。どちらもレース運びが巧く、大きな着を取ることはないだろう。悲願のSG初制覇を目指すのは佐藤摩弥。前走は不本意に終わったが、3節前には自身初となるGIを制しており、SGで優勝する準備は整っている。
飯塚地区のエースは荒尾聡。前走の飯塚GIIでは見事に優勝を決めていた。初日こそ5着だったが、そこからはオール連対。エンジンも乗り手のリズムも良い状態で今回の初日を迎えられる。そのGIIで優出3着だったのは中村杏亮。この1年で急激な成長を見せており、今年はGIとGIIでの優勝がある。スピードだけならSGでも通用するモノを持っている。長田稚也も最近では成長が著しい。前走の飯塚GIIでも優出しているし、レース道中の捌きはしっかりしている。有吉辰也、篠原睦といった実力者も近況は悪くなく、上位争いに加わってくるだろう。
山陽地区は松尾啓史がランクトップ。3節前に落車してからは成績がイマイチだが、エンジンさえしっかりと立て直せれば確かな捌きで車券圏内に浮上できる。近況の状態としては丹村飛竜が悪くない。前走では優出を逃したが、それまでは4節連続で優出できており、前々走では完全優勝も決めている。不安定走路にも対応できる点は大きな強み。
※8月7日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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青山 周平〔伊勢崎 S-1(31期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-2(32期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-8(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
永井 大介〔川口 S-13(25期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-32(29期)〕