鐘ヶ江将平と久門徹がS級の意地を見せるか!
飯塚オートは久々の開催で、今回はミッドナイトレース。3日間の日程で早めにエンジンを合わせられるかがカギになる。S級の参戦は少なく、誰にでも優勝のチャンスが訪れる。
S級は鐘ヶ江将平と久門徹。鐘ヶ江は5月に入ってから白星がない。時折り好走して2着はあるが、勝ち切るまではいっていない。エンジン的に良い時の状態ではないので、少しでも上積みが急がれる。それでも、今回はメンバーが手薄で、ランク的にも最上位。それなりの走りは見せてきそうだ。久門は前走の川口で準決に乗れなかったが、後半の2走は共に1着。それまでも成績は散発傾向ながら、1着を取るレースも少なくない。最近では試走タイムがそこまで出なくても、レースでは好ダッシュを決めるシーンが多い。今回はS級としての存在感を示すか。
A級で最もランクが高いのは長田稚也。前走の川口では優出を逃したが、近況のエンジン状態が良い。1着率が高いし、レース内容を見ても強豪相手に名前負けしない走りをしている。今年は7回の優出の内、3回が優勝。34期の中では最も成長を見せている。今回も優勝戦まで駒を進めそうだし、優勝争いに加わってくる可能性は高い。
他に地元A級で注目なのは田中正樹、松尾隆広、丹村司あたり。田中正は前々走の山陽で優出。その後の浜松でも健闘が光っていた。スタートやスピード、捌きの面でこれといって不安要素はない。重走路もこなすし、そつのない走りができる選手。試走タイムなりの走りはできるだろう。松尾隆は前回開催の飯塚で優出。その後は山陽と浜松で走っていたが、ほとんどのレースで車券に貢献できていた。エンジンは安定している方だろう。丹村司は3節前からエンジンが上昇している。1着回数が増えてきたし、必死の追い込みで3着まで浮上するシーンも多い。
外来A級は浜松から。中村友和は前走の地元で優出3着。初日から3連勝を決めていたし、試走タイムもしっかりと出ているので、レース後半に上位進出ができている。その優勝戦には平塚雅樹も乗っていた。結果は6着だったが、武器のスタートは決まっていた。エンジンも悪くはないので、今回も速攻を決めてくるか。
B級では西翔子が楽しみな存在。前走の地元では準決に乗れなかったが、4走して全て車券絡み。というより近10走は全て車券に貢献できている。戸塚茂も近況まずまず。昼間のレースで走ることが多いので、走路温度の高まりと共に粘り強さを発揮できている。ただし、今回はミッドナイトなので走路温度の恩恵はそこまで受けられないか。新人・村瀬月乃丞は2節前からエンジンを乗り換わった。レースごとに折り合いがついてきた印象。
※6月24日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-26(31期)〕
久門 徹〔飯塚 S-27(26期)〕
長田 稚也〔飯塚 A-2(34期)〕
田中 正樹〔飯塚 A-68(29期)〕
松尾 隆広〔飯塚 A-75(28期)〕
丹村 司〔飯塚 A-83(29期)〕
中村 友和〔浜松 A-28(32期)〕
平塚 雅樹〔浜松 A-34(31期)〕