山陽オートはリレー開催、今度はミッドナイト!
山陽オートは25日に優勝戦が終わったばかりで、26日からミッドナイトが始まる。直前までの開催で走っていた選手がそのままミッドナイトでも走るので、レースの時間帯が変わるとはいえ、前回の動きは大いに参考になる。
出場する中でランクトップは佐々木啓。前走では予選準決で白星はなかったが、堅実な着取りで優勝戦までこぎつけた。前々走まではなかなか調子が上がらず苦しんでいたが、ここにきてようやく良化の兆しが出ている。元々はエンジンを長らく安定させる事が巧い選手。このまま高位安定を図りたい。
角南一如も前走では優勝戦まで進んでいた。角南も佐々木啓と同様に、ここ最近は本来の走りが決まっていなかったが、前走の準決では角南らしい強烈な捲りを見せていた。エンジン上昇と共に、走りのキレが戻ってきた印象。この流れを保っていきたい所。前田淳は準決4着で優出はならなかったが、初日と2日目は連対できていたように、エンジン的にはまずまずといった状態。丸山智史は前走の初日こそ白星を挙げたが、その後は失速。準決では試走タイムから物足りなかった。まずは試走タイムをアップさせたい。
外来S級は川口の2人。山田真弘は前走の初日白星からエンジンは下降。再び上昇ムードに持っていきたい。泉田修佑は前走の山陽ではもう一つといった感じだったが、その前の地元GIでは優出していた。その時の状態にぐらいにはエンジンを上積みさせたい。
直前までの山陽開催で他に優出していたのは西村義正、日室志郎、重富英雄。西村義は2日目と準決で白星。準決では西村義らしい長い突っ込みが決まっていた。前を走る車との距離が多少長くても、エンジンが良い時の西村義はインに突っ込んでいける。日室は独走で持ち味を出せている。実際、前走の初日は前に人がいる展開で4着。しかし、2日目と準決は単独0ハンからのレースで快勝している。いきなり一人で走れる状況なら、スピードに乗せて走る事ができる。重富は初日からオール連対で優出していた。タイプとしては日室に似ていて、すぐにでも独走に入れるようなら軽快な逃げを見せられる。
地元A級では、しっかりした捌きがある岡部聡、有利なハンデ位置から渋太い走りを見せている松井大和、スタートは甘いが道中のイン攻めが巧い岩永清文あたりに注目。
外来A級ではスタート一気から好展開を作る広瀬勝光、試走タイムに関わらずレースでは激走を見せる掛川和人、武器である強烈なイン突っ込みが戻った佐藤裕二の川口勢が楽しみ。伊勢崎勢では、荒川哲也が前走で良い走りを見せており、エンジン的には良さそうな雰囲気だった。
※7月25日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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佐々木 啓〔山陽 S-17(23期)〕
角南 一如〔山陽 S-29(27期)〕
前田 淳〔山陽 S-36(27期)〕
丸山 智史〔山陽 S-46(31期)〕
山田 真弘 〔川口 S-42(24期)〕
泉田 修佑〔川口 S-44(33期)〕
西村 義正〔山陽 A-99(17期)〕
日室 志郎〔山陽 A-208(22期)〕