前回からの連続参戦組に注目したい!
5月29日にナイターGIIが終わったばかりの川口オートで、今度は昼間5日間の一般開催が始まる。レースの時間帯は大きく変わるが、前回のGIIで好成績を残した選手は今回も活躍しそうだ。注目の選手を挙げていく。
そのナイターGIIで見事に優勝を果たしたのは黒川京介。武器とするスタート力を遺憾なく発揮し、序盤で好位置に付けると落ち着いたレース運びで勝利をもぎ取った。エンジンも乗り手もリズムは最高潮。この勢いのまま今回も大暴れしそうだ。
そのナイターGIIで他に優出していたのは永井大介、若井友和、木村武之、渡辺篤、大木光など。永井は一つ外枠の青山周平にスタートで行かれて苦しいレース展開になった。ただ、そこからは必死に追い上げて3着入線。道中の追い足は悪くなさそうだった。若井はレース序盤こそ黒川に競りかけるシーンも見られたが、結果的には5着。それでも予選道中は安定した走りができていたし、エンジンは長らく好調を保てている。
木村武はレース序盤で好位置を奪えず、そのまま道中も追い上げられず6着。優勝戦ではいい所がなかったが、シリーズ中は初日から連勝を決めていたし、その前の地元GIでは優勝を決めている。大きな流れで言えば、今は好調モードに入っている。渡辺篤は優勝戦で7着。スタートこそ、それなりにこなしたが道中では進めず後退。試走タイムも優勝戦メンバーの中では劣勢だった。それでも記念で優出したのだから悪い部類ではない。大木は絶好の枠からの競争だったが、スタートで空回りし一気に後退。並のスタートが切れれば戦える状態にはある。
中村雅人はGII準決4着で優勝戦には進めなかったが、それ以外の4走は全て車券に絡めていたのでエンジン状態は良さそう。加賀谷建明は初日白星も、その後はやや精彩を欠いていた。ただ、エンジン自体はそこまで悪くないので、今回のような一般開催なら十分通用する。鈴木宏和は前走の地元一般開催で準優勝。優勝した栗原勝測をあと一歩の所まで追い詰めていた。更にスタートも抜群に切れていたので、今回も楽しみな存在。
他にGIIで見せ場を作っていたのは高石光将や佐藤裕二、中村晋典など。高石はスタートが切れていたし、5着だった準決でもレース中盤までは力走を見せていた。佐藤裕は本来の調子が戻ってきて、鋭いイン突っ込みが決まっている。中村晋はここ何節もエンジンが高位で安定。ハンデ的にも魅力が大きいので、今回も車券絡みが多くありそう。
B級では佐藤励と小椋華恋に注目。佐藤励は前走の準決で3着だったが、その前後の日は共に1着。小椋は前走の最終日に1着。走力を増しているし、走路温度が急激に上がるこの時期は2級車が活躍できる気象条件だ。飯塚から来場する新村嘉之は前走の地元で優出。優勝戦は軌道を乱していたが、エンジン自体はかなり出ていた様子。
※5月31日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-4(25期)〕
中村 雅人〔川口 S-6(28期)〕
若井 友和〔川口 S-13(25期)〕
黒川 京介〔川口 S-18(33期)〕
加賀谷 建明〔川口 S-19(27期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-23(31期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-25(32期)〕