鈴木圭一郎が自在の攻めでやってくる!
浜松オートで行われているGIIウィナーズカップは優勝戦のメンバーが出揃った。34期の深谷俊太が健闘し、優勝戦まで駒を進めた関係で、ハンデ構成は0、10Mとなり、レース展開は複雑なモノになりそう。
0ハン単騎には深谷。10線は内から順に掛川和人、松本やすし、有吉辰也、金子大輔、中村雅人、荒尾聡、鈴木圭一郎となった。
まずはスタート争いだが、0ハンの深谷は後ろに叩かれる事なく、しっかりと残して逃げに入りそう。10線は単純なスタート力だけで言えば有吉、荒尾、鈴木圭あたりが巧者だが、10線に7車並んだ事を考えると最内の掛川が飛び出していくとみた。そこに有吉、荒尾、鈴木圭と続く展開を想定。
逃げる深谷のペースだが、これはかなり上がりそう。準決では鈴木圭の追い込みを振り切ったように、エンジン自体はかなり仕上がっている。そのまま押し切りも十分ありそうだが、準決ではレース後半に鈴木圭に差を詰められていた。記念の優勝戦で8周戦になる事を考えると、そのまま逃げ切るまでは厳しいか。深谷を追う一番手は掛川だが、準決のタイムを見る限り、深谷を交わすまではなさそう。追い込みが届くのは有吉、荒尾、鈴木圭のどれか。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。スタートで内枠勢を全て包んで行くまでは厳しそうだが、荒尾のスタートに乗って出て3~4番手発進までは十分可能。準決で上がり一番時計を出していたので、エンジン状態は問題ない。そこから8周回をフルに使って先頭まで踊り出そうだ。2018年にこの大会を制しており、2度目の優勝に期待したい。
相手は荒尾。荒尾もスタート力を生かし、1周バックでは好位置に付ける事ができる。準決では苦しい展開から先頭まで行っており、車の進み方は十分。鈴木圭に先手の攻めが決まれば優勝が見えてくる。次に深谷。記念は初優出ながら、思い切った走りができている。準決より更にペースアップできれば面白い存在。10線から先行しそうな掛川が、外枠勢をブロックすると、展開もだいぶ有利になる。そして、有吉。スタートを含めてレース序盤の仕掛けは決まっている。深谷がペースを上げる前に交わせれば、今度は有吉が後続を翻ろうする走りで最後まで粘るかも。この大会は2019年度の覇者だ。最後に中村。レース展開は楽ではないが、当地との相性は抜群。久々に中村らしい走りも見られているので、2016年以来の今大会優勝もあるか。
◎鈴木圭一郎
○荒尾聡
△深谷俊太
△有吉辰也
▲中村雅人