鈴木圭一郎がGIキューポラ杯初制覇!
川口で行われていたGIキューポラ杯は好天に恵まれ、最終日も良走路で行われた。そんな中、最終レースの優勝戦を制したのは、浜松の32期・鈴木圭一郎だった。
試走は鈴木圭一郎が一番時計で28。次いで小林瑞季と青山周平が30、佐藤貴也が31、黒川京介と高橋貢が32、掛川和人が34、山田真弘が35だった。
10Mオープンで肝心のスタート争いは、3枠の黒川が先行。これに4枠の小林が乗って行く。最内の山田が何とか踏ん張り3番手発進。以下は高橋貢、佐藤貴、鈴木圭、掛川、青山と続いて行く。
いきなり逃げに入った黒川だが、小林がすばやくインに突っ込み、先頭を奪取。高橋貢も序盤の仕掛けが早く、2番手に付けて小林に追走。後方では鈴木圭が順位を上げ3番手まで浮上。しばらくは逃げる小林に対し、高橋貢が攻勢をかけていた。どこかで順位が入れ替わりそうな雰囲気があったが、なかなか仕掛け切るまではいかず、周回を消化していく。そうこうしている内に鈴木圭が高橋貢を攻略、2番手に躍り出た。その後はすばやく小林までも交わしトップでゴール。見事に優勝を決めてみせた。
鈴木圭はさすがのレース運びを見せた。スタートではそこまで好位置を奪うまではいかなかったが、序盤の仕掛けが早かった。3番手に付けてからも落ち着いていた。前を走る2車の動きを冷静に読んでいた。そして、攻めていけるタイミングと判断するや否や、しっかりと仕掛けていく。最後は少し車が流れ気味ではあったが、コースを大きく外すことなく完璧なライディング。試走タイムが一番時計だったことも、本番で気持ち的に余裕が持てた要因になるだろう。オートレースは試走が大事。これは実際にレースをする立場であっても、車券を買う立場であっても最重要ポイント。今後も試走のタイム、ライン取りに注目して見ておきたい。