シリーズの核は不在、優勝争いは混沌!
この開催の直後にプレミアムカップが控えている関係で、今回はS級とA級上位の選手は不在。A級中堅とB級による戦いになるが、飛び抜けて調子のいい選手がいないので、優勝争いは極めて難解。そんなシリーズを勝ち抜くのは...。
今回の地元でランク上位なのは森村亮。近況の調子は良くなく、白星から遠ざかっている。最後に1着を取ったのが4月13日の地元レース。約三ヶ月経っているが、その1着はなんと優勝戦。つまり、そこで優勝してから徐々に調子を落とし、立て直せていない。今回はメンバーが大幅に軽くなるので、再浮上のキッカケを掴みたいところ。
前回の伊勢崎オートはアフター5ナイター。ここで見事に優勝したのが高橋義徳。優勝戦は重走路だったが、しっかりとコースを走って自身3度目の優勝を決めた。良走路でも近況はまずまずなので、連続優勝を目指すべく、初日から気合を入れていく。そこで準優勝だったのは米里信秀。米里も重走路で奮闘を見せていた。試走タイムは出ない方だが、レースでは渋太く乗るので注意が必要。スタートは早い方だ。
他に地元で注目なのは塚越浩之、清水卓、中野光公といったあたり。塚越は近況、車券に絡むケースが増えており、かつての果敢な走りが戻ってきつつある。清水は前走の最終日こそスタートがうまくいかなかったが、元々はスタート巧者で速攻派。今回の相手ならレース序盤であっさりと抜け出すシーンがあるかも。中野光は逆に後半追い込みタイプ。スタートを含めてレース序盤はしっかりとこなしたい。
外来勢では仲口武志が動き活発。前走の地元では優出。優勝戦は7着だったが、予選道中の3走はオール連対だった。仲口は3節前にも優出しており、その時は2着の準優勝だった。積極的に攻めていく姿勢が戻っている。
飯塚勢では中村杏亮に注目。前々走のGIIミッドナイトでは初日から3連勝を決めていた。それも驚異的な上がりタイムを連発させていた。その前の地元では優勝しており、今がまさに成長盛り。1走ごと底力が増している。他に飯塚勢では根本将人がハンデ位置を生かして奮戦している。花元初美は、前走の山陽GIIで持ち前の粘り強さを見せていた。ナイターでも早い時間帯のレースなら走路温度も高いので、渋太さを発揮できる。田島敏徳は6月に入ってから連に絡む事が増えた。前走の地元では3走して2回の連対。その前は伊勢崎GIIで5走中3回の連対がある。
※7月16日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
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主な出場予定選手
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森村 亮〔伊勢崎 A-50(29期)〕
塚越 浩之〔伊勢崎 A-73(23期)〕
清水 卓〔伊勢崎 A-106(19期)〕
高橋 義徳〔伊勢崎 A-135(28期)〕
米里 信秀〔伊勢崎 A-219(19期)〕
中村 杏亮〔飯塚 A-86(33期)〕
根本 将人〔飯塚 A-127(28期)〕
仲口 武志〔浜松 A-133(24期)〕