青山周平が圧巻の走りで開設記念V!
飯塚オートで行われた第59回開設記念レースは、船橋の青山周平が圧倒的なスピードで快勝した。昨年は大晦日に川口でSGを初制覇。今年に入ってからも幸先のよい出だしとなった。
試走は森且行と同じ一番時計での27。木村武之が28、浦田信輔が29、篠原睦と岩見貴史が30、藤岡一樹が32、松山茂靖が35と大きく数字を落とした。
0mオープンでは最もレースのカギを握るスタートだが、最内の青山が飛び出す。そこへ篠原、大外から松山が続く形。藤岡は出だしは悪くなかったが、1コーナーでやや包まれてしまった。浦田もあまりよくないスタート。木村が松山の後ろに付ける4番手。
結果的には青山がスタートからゴールまで1度も先頭を譲らず逃げ切り。上がりタイムも3.349と申し分ない数字だった。2番手には篠原が走っていたが、早い段階で松山を突破した木村が冷静に捌いて2番手奪取。木村はその後も力走を見せていたが、青山との差は縮まらなかった。森も序盤で奮闘し4番手に付けると、3番手に下がった篠原に対しエンジン強めだったが、仕掛けるまではいかず、最終的には浦田に捌かれてしまった。
他では藤岡、岩見が序盤で好位を取れず、見せ場なく終わってしまった。松山は試走タイムこそ一番悪かったが、0mオープンの大外という厳しい位置からソコソコのスタートを切ったのは今後への収穫となった。
それにしても青山は強かった。デビュー前からセンスの高さは定評があった。実際、デビュー後に無敗で初優勝を挙げるなどの偉業を達成した。その後、ここ一年はやや勢いが失われていたが、昨年末にしっかりと結果を残した。そして、今年に入りいきなりのGI優勝。今年は青山の本格化が見られそうだ。