浜野淳が圧倒的な走りを見せる!
SG第19回オートレースグランプリも最終日を迎えた。熾烈な予選道中を勝ち抜け、優勝戦のメンバーが出揃った。鈴木圭一郎以外はSGの優出常連組。どのような戦いが展開されるのか。
まず、準決の内容で各選手の仕上がり具合を評価したい。単純なタイム比較では浜野が断トツ。準決の一番早い時間帯のレースで一番時計を出している。その後のレースの方が好タイムが出やすい条件ながら、浜野を超える上がりタイムは出なかった。仕上がりナンバー1は浜野だ。準決ではその浜野に敗れはしたが、上がり2番時計タイを出したのは永井大介。11Rで1着だった高橋貢と同様の3.385をマークしている。他の5車はそれほど差のない仕上がり。
スタート争いは荒尾聡か。ここ一番での切れ味はかなり鋭い。4枠から飛び出す荒尾に永井が乗って出るか。それとも内枠勢が突っ張って出るか。荒尾の逃げではそこまでペース上がらない。荒尾を交わすのは浜野と見た。
浜野はトップスタートを切れなくとも、それなりにイン潜り込みそう。機力は断然なので、道中で逃げる荒尾を交わす。先頭に立ったら準決同様、後続を引き離す一方になりそうだ。そこで、当ブログの本命には浜野を推す。
相手は永井と高橋。共に、準決での仕上がりも上々。スタートで荒尾に次ぐ、2番手に出る可能性も十分。高橋は地元開催だけに、何としても1回は先頭に立ちたいところだろう。永井にしても、この大会は3連覇がかかっている。試走タイムがやや劣勢になったとしても意地の走りを見せる。4番手に推すのは中村雅人。初日~3日目までの動きを見る限りエンジン面は問題がない。準決はスタート遅れ、苦しい展開になったが、そこからの追い上げは流石だった。6枠ではスタート行けないが、10周戦を味方に圏内まで入ってくるか。最後は青山周平。枠番選択順1番で2枠を選んだのには何か訳があるのだろう。SG未冠組の中では、最もSG制覇に近い存在。トップスタートを切るようならSG初優勝の可能性も十分ある。仕上がり欠いてる浦田信輔や、大舞台での経験浅い鈴木圭一郎は枠的にも厳しい戦いになりそう。
◎浜野淳
○永井大介
△高橋貢
△中村雅人
▲青山周平