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闇夜の熱戦を浜野淳が制す!
SG第19回オートレースグランプリは良走路で行われた。試走一番時計は5枠の永井大介で3.29。次いで、浜野淳、浦田信輔、鈴木圭一郎が30。青山周平と中村雅人が31。地元の高橋貢は32。荒尾聡が34と、少し数字を落とした。
さて、0メートルオープンのスタート争いだが、飛び出したのは青山。しかし、間髪いれずに高橋が交わして行く。更に、早い段階で浜野が捌いて首位へ。結果的に浜野はそのまま逃げ切りゴール。
2番手以下の争いが熾烈だった。入れ替わり立ち替わりの激戦。早い周回で永井が後退する。そして、高橋や青山を浦田が捌いて2番手に立つ。レース中盤は永井が猛烈に巻き返してくる。浦田をも交わし、浜野と一対一へ。何度となく仕掛けるが、浜野のインに入りきれない。青旗を前にして衝撃の出来事が起こる。2番手を走っていた永井がまさかの落車。浦田が2番手に上がり、青山が3番手へ。そして、ゴール。
浜野は戦前の予想通り素晴らしい走りを見せた。もっとブッチ切りで勝つかと思われたが、さすがにそこはSGの優勝戦。周りの車もしっかり仕上げてきていた。逃げ切った浜野は安心して走れる状態ではなかった。レース後半ではタイヤが滑り出し、軌道を乱すようになる。しかし、永井の攻めに対し冷静に対処。取り乱すことなく走り切った。落ち着いたレース運びは浜野の真骨頂。車を今の状態で保てれば、更にタイトルを積み上げていくと思われる。