優勝戦へ向け各選手が最終仕上げに入る!
予選3日間の得点上位32人が決まり、準決レース4個が行われる。全て0メートルオープン戦でスタートがカギになるが、SGの準決なのでレースは8周戦。普段のレースより2周延びることがどのようなドラマを生むか。各レースを展望していく。
9R...スタート争いは、やはり荒尾聡か。7枠と、位置的にはやや不利だが、どこからでもダッシュを決めるスタート力がある。準決突破率も高く、序盤で逃げ態勢を作りそう。それに乗って行きたいのは木村武之。ただし、エンジンの仕上がりには一抹の不安を覚える。むしろ平田雅崇の方が今節に限っては安定感がある。スタートも切れているので、荒尾を追って行く一番手になりそう。他でエンジン良くなってきたのは池田政和。本来のスタート力も戻ってきている。実力者・高橋貢はややエンジン不足。整備でどこまで上積みできるかどうかだ。
◎荒尾聡
○平田雅崇
△池田政和
△木村武之
▲高橋貢
10R...3日目は8枠から2番手スタートを切った佐藤摩弥が、ここも飛び出していきそう。ただし、逃げのペースは疑問で連対までは厳しいか。佐藤摩弥のスタートに乗って出るのが佐藤貴也。一対一から確実に交わし、逃げ態勢に入りそう。ペース上がればそのままゴールもあるが、8周戦を活かして追い上げてくるのは中村雅人。中村にとって周回が延びるのは好材料だ。他にも、田中茂、岡部聡、早川清太郎と周回が延びるのが有利に働く選手が多い。一発あれば、3日目のように好スタート決めたときの岩田裕臣か。
◎中村雅人
○佐藤貴也
△田中茂
△早川清太郎
▲岩田裕臣
11R...ここのスタート争いは東小野正道、篠原睦、前田淳などの外枠勢。ただし、最内の金子大輔も4番手までには踏ん張りそうで、巻き返し態勢を作っていく。そこでこのレースは金子を軸にしたい。相手は浦田信輔。スタートはそこまで行けなくても、8周戦を味方に猛烈に追い込んでくるだろう。先述のスタート巧者3名の中で一番安定感があるのは篠原。他で連絡みがありそうなのは若井友和。スタート巧者の3名が飛び出してもペースはそこまで上がらず、混戦模様になる可能性もある。となると、気合の突っ込みを見せてくるかもしれない。
◎金子大輔
○浦田信輔
△篠原睦
△東小野正道
▲若井友和
12R...3日目のレースで不安を一掃したのが永井大介。試走から好気配で、レースでも圧勝した。ここもセンターから飛び出し、ブッチ切りの走りを披露しそう。相手は難解だが鈴木圭一郎を推す。SGの大舞台でもしっかりスタートが切れているし、スピード的にも全く見劣りしない。初日などは上がりタイムで一番時計を出している。先行するようなら永井さえ振り切るアシがある。藤岡一樹も好枠なので注意したい存在。スタートの切れも良いので、3番手までには出られそう。もちろん状況によってはトップスタートもある。あとは近況乗れてる久門徹が、外寄りでもカマシ気味にスタート切る可能性があるし、ここ一番での勝負強さがある浜野淳も警戒したい。
◎永井大介
○鈴木圭一郎
△藤岡一樹
△久門徹
▲浜野淳