飯塚伝統の一戦・GⅠ開設記念開幕!
毎年、冬場に行なわれる飯塚のGⅠ開設記念。今年は1月28日~2月1日までの開催。各地区から強力なメンバーを迎え入れ、熱い戦いが展開される。S級選手を中心に近況を追う。
地元の総大将・浦田信輔の前走は船橋のGⅡ。ここでは企画に参加し2級車での競争だった。初日こそ良くなかったが、そこからは立て直し優勝戦まで駒を進めた。優勝戦では雨が降ってしまい力を出し切れなかったが、2級車に乗っても流石のハンドル捌きを見せた。もちろん1級車に乗り戻ればいつもの走りを見せてくれるだろう。同じく前走が船橋のGⅡで、2級車で走っていたのが阿部仁志。この時はいつもより大きなコース取りをしていた。1級車に乗り戻ってもスピード乗った走りができるかも。
他にも地元S級は好調車が多い。荒尾聡は地元のお正月開催で優勝すると、その後の山陽遠征でも優勝と勢いに乗っている。その山陽では田中茂も優勝戦まで進んだ。4日間開催でオール3連対する安定感を示した。同期の篠原睦は前々走の伊勢崎GⅠで準優勝。更に前走の浜松開催でも優勝戦まで進み8着。連続優出中だ。同じ浜松開催で、準決に乗れなかった滝下隼平は4日間開催でオール3連対。元来、成績にムラある選手だったが、ここにきて安定してきた。
外来勢では、まず中村雅人。前走は地元のGⅡで準優勝。優勝戦は雨走路でもよくこなしていたし、良走路での動きも良かった。今回も強烈な追い込みを見せてくれそう。内山高秀も前走は地元のGⅡ。エンジンは悪くはないが、もうひとつ仕上がっていない印象。飯塚での上積みに期待した。同じ開催で走っていた岩科鮮太や池田政和、前田淳もエンジンの状態的にはイマイチで整備が必要。
高橋貢の前走は浜松一般開催。予選道中を無難にこなし優勝戦まで進んだ。優勝戦では5着になったが、これは前を走る2級車2人がハイペースだったため。決してエンジンは悪くない。同じ優勝戦に乗っていたのが伊藤信夫と青島正樹、岩崎亮一。伊藤は前走でエンジン乗り替わった。初節で優勝戦まで進めたのは好材料。これから上積みの幅も十分ある。岩崎は前々走の地元開催でも優出していた。ここでは準優勝の好成績を修めた。この優勝戦に乗っていたのが岡部聡。岡部はここ何節もエンジン安定している。
川口勢では若井友和が前走の地元開催で優出。優勝戦は1級車初乗りの益春菜の優勝で終わったが、若井のエンジンも悪くなさそうだった。佐藤裕二の前走は昨年末の地元SSフェスタ。レース間隔が空いてしまったが、その時はそこまで悪くなかったのでそれほど心配ないか。平田雅崇は前走が伊勢崎GⅠで、成績はイマイチだったが、ここ飯塚は元々所属していたレース場。整備的にもやりやすいだろうから上昇の可能性はある。
S級以外では復活の兆しが出てきた東小野正道と桜木公和。地元の開催で優出してきた牛沢和彦と小林啓二のベテラン勢。更に、1級初乗りの地元GⅡで存在感を示した鈴木圭一郎に注目したい。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-5(23期)〕
田中 茂〔飯塚 S-8(26期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-14(26期)〕
中村 雅人〔船橋 S-2(28期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-4(22期)〕
前田 淳〔山陽 S-11(27期)〕
若井 友和〔川口 S-18(25期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-27(24期)〕