王者不在で優勝争いは激化!
今節は伊勢崎不動のエース・高橋貢が不在で、誰にでも優勝チャンスがある。地元S級は早川清太郎、浅香潤で、この2人が中心となって地元の牙城を守っていく。
早川の前走は地元の29期期別戦だった。連日、0メートルオープン戦で厳しい展開になっていたし、エンジンの方ももうチョイの状態だった。早川は通常のハンデ戦の方が向いている。浅香の前走も地元の開催だった。準決は台風の影響で中止になり、優勝戦には進めなかったが、最終日はキッチリ1着で締めていた。
対する外来勢のS級は5人の予定。最も有力なのは中村雅人だが、近況の動きはやや不安残り。私病明けの前節地元GIでは満足いく結果を残せなかった。エンジンの方も仕上がってはいない状態。しかし、それから多少、日にちも経っているので体の方も良くなっているかもしれないし、エンジンも整備で良化させてくるかもしれない。同じ船橋からは同期の西原智昭も参戦。今年前半は好調が続き、今期は全国ランクも12位と大幅アップ。エンジンの現状はイマイチなので、早々に立て直しが必要になる。
外来S級で勢いがあるのは滝下隼平。前走は地元の開催で優出し8着。優勝戦までの3日間は全て1着の素晴らしい内容。ここ伊勢崎は9月にSGで優出した相性の良い走路。冷える気候を味方に大駆けもありそうだ。同地区の重富大輔の近況は、滑りに悩まされている模様。それでも前走の船橋では日に日に解消されつつあったので、今回あたりは思い切った走りができるか。山陽からは浜野淳が登場。近況の成績はムラ。エンジンが安定していないようだが、試走タイムが出なくても結果を出すことがあるので注意は必要。
S級以外では、田中哲に注目。前回の伊勢崎開催で優勝している。その後の船橋GIではエンジンが合わなかったが、再び地元の走路ならば折り合いが付くかもしれない。ただし、ハンデ位置には注意したい。最重ハンに置かれるようだと苦戦が想定される。同じような境遇に置かれているのが押田和也。前々回の地元で自身初の優勝を経験すると、その後のGIではハンデが重化し、最重ハンに置かれてしまった。連日、苦戦を強いられていた。今回、ハンデの変動があるのかどうかは大きなカギだ。
他で、気配が上々なのは田中賢、荒川哲也、鐘ヶ江将平。逃げ展開で活躍しそうなのは、新井裕貴、平川博康。一発力があるのは丸山智史、稲原良太郎あたり。
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主な出場予定選手
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早川 清太郎〔伊勢崎 S-25(29期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-31(23期)〕
中村 雅人〔船橋 S-2(28期)〕
西原 智昭〔船橋 S-12(28期)〕
浜野 淳〔山陽 S-13(24期)〕
重富 大輔〔飯塚 S-30(27期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-40(28期)〕
田中 賢〔伊勢崎 A-9(29期)〕