2つのグループに分かれて勝ち上がり、最終日は2つの優勝戦が!
今回は、優勝未経験の選手48人と、それ以外の48人に分かれて勝ち上がりが組まれる。初日、2日目は1~6Rまでが初優勝チャレンジ予選。7~12Rまでが通常の予選。3日目の5~8Rまでが初優勝チャレンジ準決勝戦。9~12Rまでが通常の準決勝戦。合計準決勝戦は8個レース組まれる。そして、最終日の11Rが初優勝チャレンジ優勝戦。12Rが通常の優勝戦という形だ。また、この直後にプレミアムカップが控えている関係で、今回はS級選手は不在だ。
優勝争いに参加してきそうな選手を挙げ、短評を添えたい。
まず地元からは鐘ヶ江将平。前回の地元開催で準優勝。予選、準決も2着でオール連対を果たした。未だに優勝経験ないのが不思議なくらいの素質の持ち主。今回は初優勝チャレンジ戦に組まれそうだが、その中では優勝候補筆頭に挙げられる。課題のスタートもだいぶ良くなってきており、元々持っていたスピードも更に磨かれた感がある。
次に挙げたいのは中尾貴志。前回の地元開催で優出し7着。鐘ヶ江とは同期だが、こちらは優勝経験があるので、違う勝ち上がりに組まれる可能性大。やはり武器のスピードをいかんなく発揮してきそうだ。
他に、格で入れば重富大輔と西村龍太郎が挙げられる。重富はこの後のプレミアムカップに出場していても全くおかしくない実力の持ち主。近況のエンジン推移も悪くはないので、豊富なスピード力を見せてくれそう。西村は、近況こそ迫力に欠けている面あるが、GⅠを3回制している実力者。今回のようなメンバーなら上位争いに参加できる。
地元28期の井村淳一、滝下隼平は共にアウトコースを使って車速を上げてくるタイプ。展開に左右されやすいというウィークポイントはあるが、それをカバーして余りあるスピードは魅力。今回出場する全選手の中でも上位のスピード力だ。
伊勢崎の桜井晴光は元々飯塚所属の選手だった。飯塚所属時に飯塚のGⅠを2回制しており、当バンクとの折り合いは上々。やはりスピードタイプで、序盤の位置取りが非常に重要なカギになる。
先ほど挙げた鐘ヶ江以外に、初優勝チャレンジ戦でのレースになりそうな中で初優勝に近い選手を何人か挙げる。
船橋からは古木賢と押田和也。古木は鐘ヶ江らと同じ31期。近況はエンジン上昇と共に、乗り手の捌きも上達している。押田は27期で、まだ優勝経験はないが、近況は道中での巻き返しが決まっている。
浜松からは31期の藤波直也と辰巳裕樹。どちらもデビューから着実に成長しているので、いつ優勝してもおかしくない。また、同地区からは長谷晴久も優勝経験がない。鋭い捌きを持っていながら優勝未経験は、一時期業界7不思議の一つにも挙げられていたくらいだ。
最後に、地元新人の佐藤裕児に期待。同期の中でもトップ3に入るほどのセンスを持っている。まだ、ハンデ的に有利な今のうちに初優勝を経験しておきたい。
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主な出場予定選手
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井村 淳一〔飯塚 A-62(28期)〕
滝下 隼平〔飯塚 A-68(28期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 A-70(31期)〕
重富 大輔〔飯塚 A-76(27期)〕
西村 龍太郎〔山陽 A-55(25期)〕
今田 真輔〔浜松 A-73(29期)〕
吉田 恵輔〔伊勢崎 A-91(29期)〕
白次 義孝〔船橋 A-104(23期)〕