早くも新年度2節目の飯塚開催!
前回は高林亮の優勝で幕を閉じた飯塚一般開催。一週間経たずして、再び飯塚一般開催が行なわれる。今回の注目は久々の登場となる有吉辰也。去年の9月8日の落車以来になるので、約7ヶ月ぶりのレース。どのような走りを見せてくれるか楽しみだ。
今回出場する中で、地元ランク筆頭は前述の有吉。長いブランクがあったので、どこまで本来の動きができるかは不透明だが、以前のような鋭いスタートから華麗な捌きを見せて欲しい。当然、初日の試走は大注目だ。
浦田信輔は前走が地元開催。大事な準決は雨走路になり、力を出せなかったが初日と最終日はしっかり1着で決めているので、良走路でのレースなら問題がない状態。東小野正道は前回の地元は非斡旋で、前走は川口のGⅠプレミアムカップになる。試走タイムが出ず、レースでも精彩を欠いていた。地元に帰っての整備に期待したい。今回、地元もう一人のS級は桝崎陽介。桝崎も前走は川口のGⅠだった。1着1回に、2着も1回あったが、全体としては物足りない印象。しかし、地元なら勝手も知ってるので十分活躍できる。
外来勢でS級は3者。一番有力なのは船橋の片平巧。前走はやはり川口のGⅠだった。3日目に反則してしまい、勝ち上がり権利を喪失してしまったが、節を通してエンジン自体はマズマズと言えるか。残りの2人は川口の青木治親と山陽の佐々木啓。共に前走が年度末の伊勢崎開催で優出している。青木が優勝戦4着、佐々木が5着。共に予選中もいい動きをしていたので今回も楽しみな存在だ。
これらS級勢が最後方から追い込みを見せてシリーズを盛り上げるが、今節あたりから注意したい点がある。それは気候の変化。この時期はだいぶ気温が上がり、それに伴い走路温度も上昇する。オートレースの一般的な傾向として、走路温度が上がると、逃げが有利で追い込みが利きにくくなる。S級の選手がこれにどこまで対応できるかが、車券を買う上でもカギになる。試走タイムを見るのはもちろんの事、試走でタイヤが滑ってないかどうかもチェックしておきたい。
他にA級選手で注意したい選手を挙げる。
まずは地元の越智尚寿。前々節は船橋で優出。前節の地元開催は、天候に悩まされたが良走路では良い動きを見せていた。次に、中尾貴志。前走は地元開催で準優勝。課題としていたスタートも良くなってきた。元々、スピードはあるタイプなので、先に抜け出してしまえば誰も追いついて来れない。他では松尾学が、試走タイムは出なくても渋太いレースができるので注意。
外来のA級は、福田勝則が地元伊勢崎で優出し4着。以前のようなアグレッシブな走りが戻ってきているし、エンジン状態もソコソコ良さそう。同じ地区の金山周平も、得意の速攻を決められるエンジン状態。北渡瀬充も一発力があるので警戒したい。
また、山陽の森園数敏は前走の地元で完全優勝を決めている。そのままの勢いで今回に臨めるのは強味になる。また、同地区からは速攻派の五所淳や技巧派の林弘明、小林啓二やが参戦する。
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主な出場予定選手
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有吉 辰也〔飯塚 S-5(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
東小野 正道〔飯塚 S-32(25期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-38(28期)〕
片平 巧〔船橋 S-14(19期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-20(23期)〕
青木 治親〔川口 S-43(29期)〕
岩見 貴史〔飯塚 A-1(29期)〕