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SG全日本選抜・激戦を制したのは浦田信輔!
SG第27回全日本選抜オートレースの優勝戦が11日、浜松オートで行われた。優勝したのは戦前の予想を覆して浦田信輔だった。
試走は高橋貢、青山周平、中村雅人、浦田信輔の4人が一番時計の3・29だった。地元期待の木村武之は3・30と、思ったほどの試走タイムが出なかった。他では前田淳が32、佐藤貴也が33、荒尾聡は34だった。
レース展開は大方の予想を裏切って荒尾が先行できなかった。トップスタート切ったのは木村。それに青山が続く形だった。中村が青山をすぐに捌いて2番手に立った。そこからは粘る木村と、隙を狙っている中村の一騎打ちムードだった。しかし、そこに割り込んできたのは浦田。中村が決め手を欠き、追走で様子を見ていたところを浦田がまとめて差し込んだ。
木村にとっては絶好の展開だったが、やはり試走タイムが表す通り、エンジンは仕上がり不足だったのかもしれない。ペースが上がらなかった。中村もいつもの走りができていれば突っ込めていたとは思うが...。一瞬のチャンスをモノにした浦田は流石の一言。攻めの技量もさることながら、走りの積極性に限って言えば全選手の中でもトップ級。ファンからの支持が厚いわけである。
青山は車の仕上がり不足もあったとは思うが、自分の展開を作れなかった時の課題が残された形。先行して自分のリズムで走れているときはいいが、自分のグリップでレースさせてもらえない時にやや不安が残る。もちろん、それはトップクラス同士のバトルでの事だが...。
高橋貢は優勝戦ではいいところがなく終わったが、準決の走りをみると低迷は脱してきつつある様子。今後の完全復活に期待したい。