4地区対抗戦レース
直後にSG全日本選抜がある関係で、この開催はS級選手は不在。いつもとは違った勝ち上がり方式で、楽しみがより広がった。参戦する4つの地区ごとに準決を戦い、優勝戦では各地区から2人ずつ名乗りをあげることになる。
まずは開催される川口地区の動向から追う。
ランク最上位選手は佐藤摩弥。前走の地元GⅠでは思うような成績が残せなかった。しかし、その前の節まではエンジン状態は良かったので、その動きが戻れば首位争いも可能。2番手は柴山信行。前走はやはり地元のGⅠだが、成績が振るわなかった。試走タイムが出てないのがなにより気になる。冬場のこの時期なら3・34近辺は出したいところだ。他で好調なのは、斉藤徹二。前走のGⅠで嬉しい優出。今回も同じような試走タイムが出てくれば、優勝争いにまで参加できる。B級では小原望が連続優出中と好調キープ。
次に船橋地区。ランク筆頭は白次義孝。スピードレースは得意としているが、エンジンが日替わりなのが難点。試走タイムはしっかり出るタイプなので、この時期なら3・32は欲しい。2番手は谷川一貴。前回の地元では勝ちきれていないが、エンジンはマズマズの状態。他で好調なのは荒川哲也。成績が安定しているし、ハンデ位置的にもチャンス十分。
伊勢崎地区のランク筆頭は北渡瀬充。前走の地元GⅠはイマイチ良くなかった。しかし、今回はメンバーが大幅に軽化されるので出番もありそう。2番手は中野光公。やはりエンジンの方はピリッとしないが、捌き自体はしっかりしているので、混戦レースになるようなら連対も果たせる。他で上昇ムードなのは竹本修。安定感ある走りが魅力だ。また、千葉泰将はエンジン好調なので、強豪相手でも常に一発に警戒しなければならない。
最後に飯塚地区。ランク筆頭なのは内山雄介で伊勢崎からの転戦。エンジンは納得いく状態とは言えず、早い段階での立て直しが必要になりそう。2番手は牧瀬嘉葵。前走の地元はイマイチだったが、その前の伊勢崎GⅠでは優出している。爆発力のある選手で時折大駆けがある。他では辻大樹や井村淳一の28期勢や、安藤定実の爆裂走りに注意したい。
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主な出場予定選手
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佐藤 摩弥〔川口 A-49(31期)〕
柴山 信行〔川口 A-68(19期)〕
白次 義孝〔船橋 A-105(23期)〕
谷川 一貴〔船橋 A-107(23期)〕
北渡瀬 充〔伊勢崎 A-51(25期)〕
中野 光公〔伊勢崎 A-66(25期)〕
内山 雄介〔飯塚 A-34(30期)〕
牧瀬 嘉葵〔飯塚 A-76(29期)〕