スーパースター覇者の中村雅人を地元勢が抑え込むか!
前回、中野憲人の優勝から2週間と経っていない川口オートの今年第2弾の開催。4日間の一般開催となる。中野は今回不在だが、S級上位陣は揃っており地元の牙城は堅固。外来勢を迎え撃つ態勢は整っている。まずは地元勢の動きを追ってみたい。
前回のお正月開催で優出した選手が、今回も多数参戦。前回の優勝戦で最上位は森且行の2着。年末の開催から試走タイムは出ていたし、お正月開催でもエンジンの手応えは良さそうだった。レース間隔も空いていないので、今回も大いに活躍できそう。同期の若井友和も動きは上々。前回の優勝戦は4着に入った。若井はこのところずっとエンジンが良い状態で安定している。気候的にも大幅に変わるわけではない時期なので、今節も初日から飛ばして行きそうだ。
他にも前回優出者はいる。大木光は前回優勝戦で7着だった。やはり大木もエンジンが安定しており、得意のイン突っ込みで前団を交わして行くシーンが多く見られている。大木の魅力は、前を走る選手がコースを抑えていてもインに潜り込んで行ける強い心を持っている点だ。大混戦になっても車の進み方が緩むことはない。高橋義弘は前回優勝戦では8着だったが、予選道中では本来のスピードが戻ってきた様子が窺えた。大きなコース取りで前団を捲って行けているし、スピードレースでも対応できる車速が武器。小原望も前回は優勝戦に進んで6着。フライングをしてしまったので、スタートは慎重になるかもしれないが、だいぶ車速を乗せて走ることができるようになってきている。
他の地元勢では、吉田祐也が年末のスーパースターフェスタで優出している。豊かな車速を武器に前団を飲み込んで行くか。また、同門の牛沢和彦もエンジンは安定している。ハンデ的にも魅力だし、スタートが切れているので好展開に持ち込める。他では、広瀬勝光や吉田幸司のエンジンも上々だ。
外来勢で最も注目なのは中村雅人。当地は年末のスーパースター王座決定戦を制している。SGの優勝戦では珍しい大混戦を制して栄冠を掴んだ。その後は、伊勢崎のGⅠシルクカップに出場したが、成績はイマイチだった。しかし、川口は年末にいいイメージを残しているので、今回も優勝候補に挙げられるのは間違いない。
浜松からは岩科鮮太が登場。前走は伊勢崎のシルクカップだった。優勝戦までは進めなかったが、車の動きとしてはマズマズ。一般開催なら力強く差し込んで行けそうだ。同地区では柴田紘志がエンジン好調。課題だったスタートもだいぶ良化しており、豪快な走りを見せてくれるか。
他の地区では、飯塚から篠原睦が参戦。前走は優出モレとなってしまったが、エンジンはまあ悪くなさそうだった。山陽では小林啓二や岡松忠がやや昇り調子。伊勢崎からは新人32期がお目見え。吉原恭祐は同期の中で3本の指に入る逸材。その走りに注目してみたい。
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主な出場予定選手
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若井 友和〔川口 S-11(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-17(24期)〕
森 且行〔川口 S-22(25期)〕
大木 光〔川口 S-35(28期)〕
平田 雅崇〔川口 S-41(29期)〕
中村 雅人〔船橋 S-5(28期)〕
岩科 鮮太〔浜松 S-43(29期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-21(26期)〕