第17回SGオートレースグランプリ開幕!!
出場選手は前回優勝者、S級選手、前年7月から今年6月までの優勝戦ポイント上位者などで選ばれる。(S級の高橋義弘は前回の大会の優勝戦でフライングをしたため参加資格なし)
今回は船橋オートレース場で開催されるので地元の選手は特に気合が入っているか。まずは地元選手の動向から追ってみたい。
時期ランク1位が決まっている永井大介は、直前は浜松の開催に参戦。珍しく準決で4着となり優出を逃してしまった。エンジンはひどい状態ではないものの完全に仕上がるまではいってない。今回は地元開催ということもあり整備に取り組むと思われる。中村雅人は直前は伊勢崎開催。4日間走って1回も良走路で走れていないが、近況の動きは悪くないのでいい走りを見せてくれそう。池田政和は今ひとつ調子が上がってこない。内山高秀は直前は山陽のGⅡだったが雨の日が多く、良走路の動向は掴みにくい状況。片平巧は直前の伊勢崎では不安定走路でダメだったが、晴れに関しては安定した動きを見せている。
他に地元で動きがいいのは青山周平。直前の浜松開催で優勝している。エンジンは何節も安定しているので地元開催の今節は大活躍を見せそうだ。
前回優勝者・高橋貢を擁する伊勢崎勢。まずはその高橋貢だが直前の地元開催で久々の優勝。晴れ走路を走ってないだけにエンジン状態はハッキリしないが、優勝しての参戦なので流れは良い。2番手・早川清太郎は前節に車を乗り替わった。雨でマズマズの成績を残した。晴れの動きにも期待したい。長い間パッとしていなかった三浦康平は、前節地元で久々に優勝戦に乗りリズムを取り戻してきた。短ハンデ戦で力を出せる浅香潤や森村亮にも注目したい。
川口勢は平田雅崇が上昇中。直前の飯塚開催で優出し3着。戦える動きになってきている。佐藤裕二や鈴木清も速攻を武器に連対を狙ってくる。前節に船橋を走っていた若井友和は、優出も果たしていたのでデータは掴めている。山田達也は現在2連続優出中でエンジン上昇中。佐藤摩弥や岩田裕臣はフレッシュな走りを見せてくれそう。
浜松勢は少数ながらなかなか個性派揃い。トリプルエースの木村武之、金子大輔、伊藤信夫はそれぞれ好調をキープ。木村は前々節の落車の影響はなさそうだし、金子は現在3連続優出中。そのうち優勝1回、3着が2回と充実した成績。伊藤はここ1ヶ月は優出はないが1着はそれなりに取っておりスピード健在。速攻が武器の青島正樹や笠木美孝、果敢さがある佐藤貴也や岩科鮮太。フレッシュな渡辺篤や辰巳裕樹など色取り豊富。
外来勢で最も層が厚いのは飯塚。一番手は荒尾聡で直前の地元開催優勝。その前の山陽GⅡでも優勝と充実の一途を辿っている。雨、晴れ問わず力を出せるのが同選手の強み。全国屈指のスタート力は、短ハンデ戦で最も威力を発揮する。精神的支柱・浦田信輔は近況は開催中に雨が降ったりして優出を逃しているが、晴れ走路に関しては現在12連勝中。雨さえ降らなければ強烈な突っ込みを披露してくれる。好調が続いていた篠原睦は、直前の優勝戦で落車しているので試走を含めて動向に注目したい。東小野正道、田中茂は共に前節に優出とスランプ脱出の兆しが出たか。一発力がある瀧下隼平、藤川幸宏、岩見貴史あたりにも注意したい。
山陽勢は全体的に調子は今ひとつ。それでも直前の飯塚開催で準優勝だった松尾啓史は、その節で優勝した荒尾に着かず離れずの追走を見せた。エンジン的にはかなりいい状態にあると見ていい。同じ開催で優出した角南一如はなかなか調子が上がってきてないが、船橋走路に関しては好成績を残すことが多いので今節は動くかも。近況はイマイチだが他にも、浜野淳、岩崎亮一、藤岡一樹、岡部聡、佐々木啓など実力者は多いので当日のエンジンの変化には注意が必要だ。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔船橋 S-2(25期)〕
中村 雅人〔船橋 S-3(28期)〕
池田 政和〔船橋 S-19(23期)〕
平田 雅崇〔川口 S-23(29期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-1(22期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕