タイトル流出を阻止すべく地元勢が決起!
年間の開催日数が少なく、今回は7月22日以来の開催となる山陽オート。今回はGⅡライジングカップということで、各地区から豪華なメンバーが集結した。
まずは地元主力陣の近況を追ってみる。現在、山陽でランク一位は角南一如(山陽)だが、この夏は成績が振るわなかった。船橋一般開催で準優勝が1回あるものの、他では優出すらできていない状況。8月も終わりに近づき、多少気温が下がってきたから走りやすい条件になってきてる事に期待したい。2番手の濱野淳(山陽)は直前の伊勢崎GⅠで優出。6着に終わったが、記念開催で優出できれば機力的には悪いと言えない。岩崎亮一(山陽)は直前に川口で走っていたがイマ一息の状態か。
岡部聡(山陽)の近況は飯塚で優出。晴れ走路でもマズマズのタイムが出ており堅調。佐々木啓(山陽)は直前の川口開催で準決こそ良くなかったが、それ以外はいい結果を出しており、完調まではイマ一歩。前田淳(山陽)は直前の飯塚開催で雨に苦戦していたが、晴れは悪くない動き。小林啓二(山陽)はエンジン足りない状態が続いている。
地元S級で最も充実しているのは松尾啓史(山陽)。長欠空けからは少しずつ自分のリズムを取り戻しており、記念開催でも通用する動きが出てきている。A級の中からは山崎進(山陽)、畑吉広(山陽)あたりが活発な動きを見せている。
対する外来勢は飯塚勢の層が厚い。前回は110M戦の企画レースで機力は参考外としたい荒尾聡(飯塚)は、その前の伊勢崎の準決で反則しているが、エンジン自体は良好。山陽走路の経験も多いので心配ない。浦田信輔(飯塚)は直前の地元開催は最初の3日間が雨走路で苦しんでいたが、最終日の晴れはキッチリ1着を取っているように、晴れでの動きには全く不安がない。東小野正道(飯塚)は前走が110M戦の企画レースだったが、その前の節からエンジン的に厳しいい状況が続いている。しかし、整備には積極的に取り組む方なので巻き返しも十分ある。
浜松勢は安定した動きを見せていた青島正樹(浜松)にやや変調の兆しが出ている。しかし、速攻が冴えてる鈴木静二(浜松)や状態上向きの遠藤誠(浜松)、柴田健治(浜松)など頼もしい存在が控えている。
伊勢崎からは、浅香潤(伊勢崎)や湯浅浩(伊勢崎)が参戦。浅香は直前のGⅠはイマイチだったが、今年は好調で優勝回数も多い。湯浅は直前のGⅠで優出しておりエンジンの方はよさそうだ。
川口は地元最終日に1着を取った鈴木清(川口)を筆頭に森且行(川口)や中野憲人(川口)が登場。森は、まだエンジンがよくなってこない。逆に、中野はある意味堅調そのもの。レース序盤に課題はあるものの、鋭い追い込みは健在だ。他には谷島俊行(川口)がソコソコの状態を保っている。
最後に船橋からは、10名参戦。トップは内山高秀(船橋)で、近況は伊勢崎のGⅠで優出し7着。やや調子を落としていたが、再び復活もありそう。同期の佐久間健光(船橋)も晴れの動きは近況上々。
______________________________
角南 一如〔山陽 S-14(27期)〕
濱野 淳〔山陽 S-15(24期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-16(25期)〕
内山 高秀〔船橋 S-21(26期)〕
鈴木 清〔川口 S-28(23期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 S-48(23期)〕
青島 正樹〔浜松 S-41(22期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-4(27期)〕