永井大介、青山周平で一騎打ちムード!他も黙っていない!
準決はほぼ順当に決着し、好メンバーでの優勝戦となった。大注目のルーキー青山も準決は好スタートを決めて早めに抜け出し後続をブッチ切る展開となった。一方、永井の方もいつものスタートが戻り、得意のパターンに持ち込んでの勝利。上がりタイムも一番時計となった。エンジンの仕上がりはほぼ互角で、内寄りになった青山の方が有利だが、永井の青山に対する闘争心はかなり高く、本命に推したい。
展開予想はスタートで飛び出す青山を永井がシッカリ捕える形。デビューしてまだ2年と経過していない青山だが、スタート力は全国でも上位級なのでトップで切れると見た。速いペースで逃げそうだが、永井もここ一番では爆発的なスタートを切るので2番手に付けて青山をマーク差しだ。
また、2枠に入った内山高秀もエンジンの仕上がりが良いので怖い存在。3日目、準決と良い内容でレースを制しており、タイムもそこそこ出ている。青山を張って出るようなスタートを切れば見せ場十分だ。地元のG1は以前にオート祭を制しているので、大舞台でも臆することはないだろう。
次に、角南一如。レース後半の追い込みには定評があり、準決でも武藤博臣を6周目で捕えての優出。この黒潮杯は過去に2度制しており、相性のいい大会と言える。ただし、カギは何と言ってもスタート。本人も課題としており、6枠と決してよい位置ではないので、うまくスタートが切れるかどうかが最大の焦点になる。
地元勢では他に池田政和、中村雅人が優出しているが今回はやや評価を落とした。と言うのも、池田はタイヤに不安を残しており、今節予選中の上がりタイムでも今一つの感があるし、中村の方は準決で1回は先頭に立ちながら2着になってしまった点で仕上がり不足の感が否めないからだ。
あとは大外に置かれた高橋貢。手応え悪いなかでも準決を1着で突破したのは見事だが、優勝戦で戦える動きにはなってないし、8枠というのはいかにも厳しい感じがする。伊藤信夫はマアマア好枠に入ったが本来のスピードある走りができていないので苦戦しそうだ。
◎永井大介
○青山周平
△内山高秀
△角南一如
▲池田政和