豪華メンバーによる最終決戦!
この優勝戦メンバーの中で最も注目すべき存在は何と言っても青山周平(船橋)。デビューしてからまだ2年も経過していないながら予選、準決とオール1着で無傷の優出。これにはただただ唖然。あっぱれの一言に尽きる。スタートを決めてブッチ切る勝ちパターンだけではなく、道中で何車か交わして勝つという若手らしからぬレース運びは、やはりロードでの経験があればこそだろう。当然ながら中心に推したいところだが、そこはSGの優勝戦。当ブログではオートレースでの経験も考慮して永井大介(船橋)を本命に推す。
準決4個レースの中でもトップの上がりタイムをマークし、スタートも7枠から2番手に出た。優勝戦は一番最初の枠番選択順で4枠入ったのは何か算段があっての事だろう。乗り手のリズムも良いので、序盤で好位置を奪い一気に抜け出すと見た。現状でもエンジンの仕上がりはナンバー1なので、先頭に立てば後続を離す一方だ。
相手筆頭は怪物ルーキー青山周平。経験の面ではやや不安を残すものの、スピードに関しては全国トップ3には入るのではないか。永井よりも先に抜け出すようならば、デビュー最速SG制覇の記録を塗り替える可能性も十分ある。
他に注目したいのは、昨年末のスーパースターで落車し、大怪我から復調中の中村雅人(船橋)。狙った獲物は逃さない超攻撃的スタイルに、課題だったスタートが大幅に良化され武器が増えている。位置も2枠なので序盤の展開次第ではチャンスも生まれてくるだろう。
当然、地元勢も黙っていない。最内に入った有吉辰也(飯塚)は、元来スタート巧者であり、まだ本来の切れではないらしいがここは先行しそうだし、枠的には厳しくなった荒尾聡(飯塚)もスタートの切れは抜群なのでカマシ気味に出て行くか。大将格の浦田信輔(飯塚)はエンジンの手応えにはそれなりに納得しているので、10周戦を好材料に仕掛けて行きそう。また、絶対王者・高橋貢(伊勢崎)はエンジンの仕上がりに納得できている状態ではない。しかし、持ち味の整備力で立て直してくる可能性もあるので試走の気配に注意したい所。なにより好メンバーでの優勝戦となったので、見所はたくさんありそうだ。
◎永井大介
○青山周平
△中村雅人
△有吉辰也
▲高橋貢